2013 Fiscal Year Research-status Report
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24730089
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
倉部 真由美 法政大学, 法学部, 教授 (20367965)
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Keywords | 担保権実行中止命令 / 担保権消滅制度 / 再建型倒産手続 |
Research Abstract |
本研究は、仮に再建型倒産手続を一本化した場合に、あるべき担保権の処遇というグランドデザインの構築を目的としている。その背景には、a)近時の民事再生手続と会社更生手続の近接とb)民事再生手続と会社更生手続における担保権の取扱いの諸問題がある。後者は具体的に、b-1)会社更生手続における担保権の保護の不十分さ、b-2)民事再生手続における別除権構成の問題点およびb-3)担保権消滅許可制度における目的物の価額の評価基準見直しの必要性が挙げられる。また、評価、実行中止、担保権消滅許可の各局面において一貫して保護されるべき担保権の価値とこれが害された場合の保護・補償のあり方という各論を提示する。仮に一本化が適切ではなく現行の二つの手続の併存が望ましいという帰結に至った場合でも、担保権の取扱いの見直しが必要な点を明らかにし、解釈論ないし立法論を展開する。 平成25年度は、アメリカ連邦倒産法における担保目的物の価額の評価基準と基準時について、倒産手続の各局面においてどのように考えられているか明らかにするべく研究を進め、また、ドイツ倒産法については、別除権構成を採用するに至った経緯をたどるべく調査していた。更生担保権型を採用しているアメリカ連邦倒産法と別除権型を採用しているドイツ倒産法の比較・検討は、前述の目的に照らして有意義であると考える。しかしながら、年度の途中で妊娠・出産したため、研究は中断しており、成果の公表には至っていない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成25年度は、妊娠・出産のため、研究の進行が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
研究を再開した後は、実施計画に沿って研究を進める予定である。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
産休・育休により研究を中断したため。 主として、図書の購入とコンピュータ関連の消耗品の購入に充てる予定である。
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