2013 Fiscal Year Research-status Report
東南アジアにおける情報公開法の制定過程に関する比較政治学的研究
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24730114
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
伊賀 司 神戸大学, その他の研究科, 研究員 (00608185)
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Keywords | 情報公開法 / 東南アジア / 民主化 / 透明性 |
Research Abstract |
本研究の目的は、タイ、インドネシア、マレーシアを事例として情報公開法の制定過程に注目し、情報公開法を促進したり阻害したりするアクターおよび、政治状況について明らかにすることを目的としている。 この研究目的のために計画の次年度の2013年度には、3か国でインタビューを中心とするフィールドワークを実施し、初年度の文献調査で得たデータを補足していくことをおこなった。 特にマレーシアについては、アジア政経学会の全国大会において、スランゴール州の情報公開法の制定過程についての学会報告行い、最初の研究成果発表となった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2013年度の研究は、予定していた現地でのフィールドワークが十分にできなかったために研究の進度はやや遅れることとなった。特に、タイとインドネシアにおけるフィールドワークが十分ではなく、想定していた関係者に会うことができなかったことが大きい。
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Strategy for Future Research Activity |
最終年度に向けて、今後は25年度で十分にできなかったインタビュー調査を8月、9月中に終わらせ、研究全体のまとめにはいる計画である。また、研究成果発表については、8月のThe 9th Malaysian Social Science Conference (MSC9)や10月の日本政治学会での発表を控えており、こうした学会発表に加えて学術誌への投稿を予定している。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
計画の2年目の2013年度にタイとインドネシアへのフィールドワークを予定していたものの、それが計画のとおりにできなかったために、その分の額の差額が発生した。 本来、本来2013年度中に予定していたタイとインドネシアへのフィールドワーク実施の旅費として使用することを計画している。
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