2013 Fiscal Year Research-status Report
競争政策におけるエンフォースメントの実効性に関する計量経済分析
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24730204
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Research Institution | Kanazawa University |
Principal Investigator |
鶴田 芳貴 金沢大学, 経済学経営学系, 准教授 (00547086)
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Keywords | 競争政策 |
Research Abstract |
本年度は平成24年度のデータ入力等の成果を利用してリニエンシー制度導入の評価分析を行った。具体的には、同制度の導入がカルテルや談合の生存期間、摘発後の審査期間に対して与えた影響を生存期間分析を用いて推定した。 分析結果は平成25年度の日本経済学会などで報告を行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
昨年度より継続している分析は、ほぼ予定通り順調に推移している。一方で、別テーマの分析については、先行研究のサーベイおよび分析計画の立案等は終了しているものの、必要なデータ入力の作業員等の確保に難があり、次年度以降に若干の遅れが生じる可能性がある。
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Strategy for Future Research Activity |
平成26年度は所属研究機関が変更となり、データ入力作業員等の確保がより容易になることが予測されるので、作業人員を26年度前半に集中的に雇用し、データベースの完成を目指す。そして平成26年度後半には今後予定している複数の分析テーマの分析に取り組み年度末までに新たな論文を執筆し27年度の学会等での報告を目指すこととする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本年度雇用予定であったデータ入力作業員が都合で雇用ができなくなってしまい、その分の金額が繰り越しになってしまった。 データ入力作業員を次年度前半に雇用することで本年度繰り越し分を充当して対応する予定である。
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