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2014 Fiscal Year Research-status Report

競争政策におけるエンフォースメントの実効性に関する計量経済分析

Research Project

Project/Area Number 24730204
Research InstitutionAoyama Gakuin University

Principal Investigator

鶴田 芳貴  青山学院大学, 国際政治経済学部, 准教授 (00547086)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2017-03-31
Keywords競争政策 / リニエンシー
Outline of Annual Research Achievements

本年度は、本研究課題のテーマ①と位置付けられているリニエンシー制度の効果に関する研究で、これまでにいくつかの研究会などで受けた指摘の対応策について検討を行ってきた。これらの指摘に対する実証分析上の対応策について考察を続けてきたが、最終的な解決には至っていない。この問題点は、独占禁止法の改正の効果を適切に図るうえで非常に重要なポイントであり、この点を克服することによって得られる実際の競争政策への提言の意味合いは大きく変わってくると考えられる。
また、所属機関の移動等によって中断していた、地方自治体による競争政策に関連した施策が実体経済にどのような影響を与えているのかを分析するにあたって必要になるデータの入力作業がようやく終了した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

研究実績の概要でも述べたように、データ分析上で生じた課題の処理、および作業員の確保に手間取ったことによるデータ入力の遅れが生じ、事前の計画よりも遅れが生じている。

Strategy for Future Research Activity

まずは、大きな二つのテーマのうちテーマ①の「課徴金制度およびその強化がカルテル抑止等に及ぼす影響に関する実証分析」は7割がた分析は終わっており、今後は2か月程度の時間をかけて現在直面する問題を克服し、年内には完成論文として査読雑誌への投稿を行う。またテーマ②の「地方自治体による公共入札参加資格停止期間と市場構造との関連性についての実証分析」では、2014年度までに終えることができたデータを用いて9月末までに分析を進め、年内にいくつかの研究会で報告を行い、年度内に論文として最終的にまとめることを目標とする。

Causes of Carryover

2014年度初頭に所属機関を移籍し、移籍時点から数か月にわたりデータ入力などの作業員を雇用することができなかったため研究費に未使用額が生じた。また、データ入力作業の遅れなどにより、報告を予定していた学会への出席がかなわなかったこと、論文の執筆の遅れにより英文校正などの作業を実施できなかったことが次年度使用が生じた理由である。

Expenditure Plan for Carryover Budget

本年度はデータ入力作業の雇用にめどが立っているため、7月末までにその作業を完了させる。また論文執筆により生じる英文校正および当該論文の発表などを2015年末から年度末にかけてまとめて行うことによって研究費を使用する予定である。

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Published: 2016-06-01  

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