2013 Fiscal Year Research-status Report
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24730269
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| Research Institution | Kyoto University |
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Principal Investigator |
敦賀 貴之 京都大学, 経済学研究科(研究院), 准教授 (40511720)
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| Keywords | 金融危機 / 流動性 / 満期変換 / 信用外部性 / 金融規制 / ベイルアウト / マクロ・プルーデンス政策 |
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| Research Abstract |
平成２５年度の研究では、前年度の「今後の研究の推進方策」で報告した予定に沿って、2つ目の研究課題である、金融危機に対する最適マクロ・プルーデンス政策とベイルアウト政策の比較に関する論文“Managing financial crises: Lean or clean?”をいくつかの国内外の学会やセミナーで報告した。上記の論文を発表したところ、学会参加者から有益なコメント・アドバイスをもらうことができた。その結果、論文の内容の精査し、分析そのものを大幅に変更した後、事実上ほとんど別の論文とも言える論文として書き改めることになった。この論文は、 “Prudential capital controls or bailouts? The impact of different collateral constraint assumptions”というタイトルとして書き直し、2014年度のCAMA Working paper series に公表している。
同様に、平成25年度の研究期間中には、すでに公表していた論文、“The safer, the riskier : A model of financial instability and bank leverage”の改訂も行い、分析結果の頑健性のチェック、解釈の変更など、大幅な論文の書き換えを経て再公表した。
最後に、研究代表者の研究計画遂行にあたり、海外の研究機関で多くの研究者からアドバイスを受けた。その際、多くの研究者からのディスカッションを通じてアイデアが生まれ、本研究課題とは多少異なるテーマではあるが、論文を執筆する機会があった。この論文は、“Real exchange rate dynamics in sticky wage models”というタイトルで査読付き学術雑誌に投稿し、掲載が許可された。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成２５年度は、昨年度までに執筆した論文の大幅な加筆修正に予想以上に時間がかかり、当初の予定と比較して、やや遅れている。“The safer, the riskier : a model of financial instability and bank leverage”については、査読付き雑誌に投稿を進めている。また“Prudential capital controls or bailouts? The impact of different collateral constraint assumptions”は、この論文の前身のバージョンと合わせると、Society for Economic Dynamics年次総会といった定評のある学会で報告を許可されたのに加え、海外の大学でも研究報告を行ったが、依然として査読付き雑誌に掲載が認められていない段階である。
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| Strategy for Future Research Activity |
平成２５年度は、昨年度までに執筆した論文の大幅な加筆修正に予想以上に時間がかかり、当初の予定と比較して、やや遅れている。“The safer, the riskier : a model of financial instability and bank leverage”については、査読付き雑誌に投稿を進めている。また“Prudential capital controls or bailouts? The impact of different collateral constraint assumptions”は、海外の大学でも研究報告を行ったのに加え、Society for Economic Dynamicsといった定評のある学会でも報告を許可された（この論文の前身のバージョンのタイトル名で報告した。）ただし、依然として査読付き雑誌に掲載が認められていない段階である。
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