2013 Fiscal Year Research-status Report
組織変革マネジメントおよび組織支持者の動員に関する考察
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24730327
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
国保 祥子 静岡県立大学, 経営情報学部, 助教 (90595688)
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Keywords | 組織マネジメント / 組織変革 / ソーシャル・ビジネス / ケーススタディ |
Research Abstract |
本研究の目的は、①組織の生存に必要な変革をどうすればもたらせられるのか、そして、②そのために組織利用者を組織支持者にどうすれば転換させられるのか、の2点について、組織マネジメントの観点から明らかにすることである。 当初の研究計画では、25年度は前年度の探索的研究を経て研究対象となる事例を抽出し、実際の調査を実施する予定であった。しかし調査の結果、当初予定していた調査対象が適切ではないことが判明したため、24年度では新たに調査事例の発掘を行った。その結果、東日本大震災後の東北地方における復興支援事業における事例を開拓し、25年度も宮城県仙台市、岩手県の大船渡市と大槌町の事例においては引き続き調査を行っていた。 ただし年度の後半は妊娠による体調不良からフィールド調査に出かけることができなかった。調査アシスタントを採用し文献調査やインタビューのテープ起こし等の業務をお願いしていたが、結果的に予定していた質量の調査は実施することが出来なかったため、26年度および27年度に実施することとしたい。 一方で、調査の結果は論文にまとめるのみならず、他所で再現するための教育プログラムに転換して世の中に出してゆきたいと考えていたが、このような教育プログラムのニーズが高いことがヒアリングの結果として明らかになったことも今年度の実績といえる。 また25年度はこれまでの調査実績をもとに「ケース・ブックV地域と社会を変えた起業家たち」(慶應義塾大学出版会,第3章CASE3, 2014年)、「静岡に学ぶ地域イノベーション」(中央経済社, 第II部第5章, 2013年)、「慶應SFCの起業家たち」(慶應義塾大学出版会, 第2部File.6, 2013年)という3冊の書籍の出版に関わった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
年度の後半は妊娠による体調不良からフィールド調査に出かけることができず、アシスタントを採用して協力してもらったにも関わらず、結果的に予定していた質量の調査は実施することが出来なかった。その分は26年度および27年度に実施することとしたい。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度は、25年度の事例調査の続きを行う。ただし26年度は上半期に出産に伴う休暇を取得し、下半期は育児に伴う時短勤務となるため、本格的なフィールド調査を手がけることの出来る期間は極めて限られる。そのために研究期間を1年延長し、27年度までを研究期間とする。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
年度の後半は妊娠による体調不良からフィールド調査に出かけることができず、結果的に予定していた質量の調査は実施することが出来なかったため、科研費からの支出は予定よりもかなり少なくなった。その分の調査は、26年度以降に実施する予定でおり、次年度使用額としている。 26年度は、25年度の事例調査の続きを行う。ただし26年度は上半期に出産に伴う休暇を取得し、下半期は育児に伴う時短勤務となるため、本格的なフィールド調査を手がけることの出来る期間は極めて限られる。そのため26年度の支出額は小額になると考えられるが、研究期間を1年延長し、27年度までを研究期間として計画していた調査を行う予定である。
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