2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24730339
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Meiji University |
Principal Investigator |
許 佑旭 明治大学, 大学院, 講師 (00547789)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ジェンダー / 華人同族企業 / キャリア |
Research Abstract |
今年度(2012)の研究実績は以下の通りである。 2012年の5月から7月にかけて国を問わず同族企業と家族企業における女性に関する文献を収集して分析した。それによって、定性的なアンケートの問題を作成した。また、ほぼ同じ時期に友人の紹介でアメリカのマイアミで家族企業を経営している台湾の方が私の研究に興味を持ち、ケーススダディの相手になってくれることで、8月にマイアミでの実地調査のことを決めた。8月にマイアミにいた時、聞き取り調査だけでなく、その会社のことをよく知るために、observation という方法を取り入れ、何回も会社を訪ねて、会社の実際の運営の状況を観察した。 もともと8月は台湾での資料収集を行う予定であったが、それを9月にまわした。9月に台湾の新竹、台中、彰化と南投で聞き取り調査を行い、1月の末から2月の中旬にかけて、台湾の台北で聞き取り調査を行い、4月の末から5月のあたまにかけて台湾の台北と台中で聞き取り調査を行なった。全部あわせて、17人が聞き取り調査を受けた。目標の人数の20名に達していないので、今後も聞き取り調査を行う予定である。 収集したデータを分析して論文を一本書いて4月にタイで開催した Asian Business Research 学会で発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
ほぼ計画通りである。しかし、学会で論文を発表することについては計画より進んでいる。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究推進方策は以下の通りである。 まだ完成していない聞き取り調査を継続する。もっと聞き取りの相手を捜そうと思う。できれば、そもそもの20名を30名に増やしたいのである。サービス産業に属する会社をも取り入れたいのだから。 そして、定量的に使うアンケートの問題を作成する予定である。問題ができたら、pilot studyを行ない、特に問題がなければ、本番のsurveyに入ることができる。surveyによって入手した資料を分析し、論文を書く。学会での発表だけでなくjournalに投稿する予定もある。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
平成24年度に聞き取り調査を行ったが、サンプル数が増やすため、同様の調査を平成25年度にも実施する。 当初の計画通り、概念モデルと仮説を設定する。 また、アンケート調査をも実施し、上記の概念モデルと仮説の検証を行う。 年度末にかけ、論文の作成と発表を行う。
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