2012 Fiscal Year Research-status Report
中小技術企業における技術者の創造性・組織内アントレプレナーシップ促進に関する研究
Project/Area Number |
24730350
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
田中 秀樹 同志社大学, 高等研究教育機構, 研究員 (90567801)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 中小企業 / アントレプレナーシップ / 技術経営 |
Research Abstract |
今年度は文献収集を行い、先行研究の分析を行った。 定量的な分析においては、現在、労働政策研究研修機構の中小製造業に対するアンケート調査データを再分析を進めている。2013年度夏までにデータ提供者とともにワーキングペーパーを公刊する予定である。 その再分析を進める過程で、日本におけるこれまでの既存の中小企業調査において、本研究の目的を沿った質問項目がなされているかに関して精査を行った。この精査によって、本研究に関連する項目で、既存研究において、何がすでに質問項目として聞かれているのか、何が質問項目としては抜け落ちているのかについて検討した。この検討によって、過去において本研究のテーマである「コーポレートアントレプレナーシップ(Corporate Entrepreneurship, CE)」に関連すると思われる質問項目、またCEに関わる創業者属性(Entreprenuerか事業承継者か、など)に関する質問項目を明らかにするとともに、今後の調査設計に資する情報を整理した。 定性的な分析については、既存研究の中から、技術系中小企業に関する定性的研究を収集して、これまでの研究の潮流を整理するとともに、実務家へのプレヒアリングを行う際の新たな論点の抽出を試みている。2013年度春からプレヒアリングを進める準備を整えた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
先行研究のレビューは終えたものの、2012年度内にプレヒアリング及び調査は開始できていない。しかし、研究計画書の内容をより精緻化するためには、先行研究レビューの詳細な精査は必要不可欠であり、それを行う必要があった。この精緻化により、今後のヒアリングやアンケートはより焦点化でき、研究の焦点も明確化できる。
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Strategy for Future Research Activity |
2013年度は、2012年度に精緻した分析フレームワークに則り、ヒアリング及びアンケートを開始する。アンケートにおいてはパイロット調査を行い、調査項目の適切さに関するレビュー(点検)を行う。 ヒアリングはケースレコードを作成して、事例(事例群)分析を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
2013年度は、十数社に及ぶヒアリング、ウェブによるアンケート調査を遂行する。そのため、研究費の大部分は調査旅費及びアンケート調査に使用する。また、2013年度はこれまでの研究成果を学会発表することも念頭にしており、学会参加旅費としても研究費を使用することもある。
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