2014 Fiscal Year Research-status Report
市場志向強調の際、リーダーシップ・スタイルが市場志向および製品成果に及ぼす影響
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24730369
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
岩下 仁 九州大学, 経済学研究科(研究院), 講師 (30608732)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 市場志向 / リーダーシップ / 製品開発 / マーケティング |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度については、最終的な仮説モデルを検証するための調査票の作成、ならびに、調査方法について検討している。前者については、Bass (1985) のリーダシップ・スタイル尺度にはじまり、Narver and Slater (1990) の市場志向尺度にいたるまで、仮説モデル検証のために使用させる質問票を作成した。この際には、すべての概念に対して、既に先行研究で信頼性と妥当性が確認される頑健な尺度を採用している。 後者については、郵送調査あるいは電話調査を実施するかという調査方法の選択を行なった。当初予定していた郵送調査については、製品開発のリーダーという職階の高い人物を対象とするため、高い回収率が見込めないと判断した。そこで確定ではないが、電話調査を実施する方向で次年度、調査会社に調査を依頼する予定である。 また、研究実績として当該年度には、市場志向に関する論文を1本、掲載している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
当該進捗である理由は、調査方法を変更、検討に予定よりも多くの時間を要した点にある。当初行なう予定であった郵送調査では、製品開発のリーダーという職階の高い人物を対象とするため、統計解析を施すのに十分な回収率が見込めないと判断された。そこで、電話調査以外の方法を検討する必要性が生じた。結果として、被験者を見つける確率のより高い、電話調査を実施する方向で検討している。以上のように、調査方法の検討に時間をより要したため、当初の予定よりも研究の進捗が遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
本年度の課題については昨年度に続き、どのような調査方法を実施するかということにある。予定では電話調査を実施するが、調査会社が見つからない等の不測の事態が生じれば、調査方法を再検討する必要に迫られる。調査方法以外の、サンプリングや分析手法については、計画書どおりの方法を行なうことになる。 また、本年度は最終年度であるため、学術論文に投稿する、あるいは学会などで発表を行なうことで、本研究成果を広く社会に発信していく予定である。
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Causes of Carryover |
理由としては、調査方法を変更した点にある。当初行なう予定であった郵送調査では、製品開発のリーダーという職階の高い人物を対象とするため、統計解析を施すのに十分な回収率が見込めないと判断された。そこで、電話調査以外の方法を検討する必要性が生じた。結果として、被験者を見つける確率のより高い、電話調査を実施する方向で検討している。以上のように、調査方法の検討に時間をより要したため、当初の予定よりも研究の進捗が遅れたため、その調査費分を繰り越している。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
本年度の使用計画は、以下のとおりです。1点目は、上記のとおり大規模な調査を実施することにある。2点目は、その成果を広く社会に公表するために学会報告をする。そのための旅費に研究費を使用していく。3点目は、研究を遂行するための書籍、物品、そのほかの雑費を計上する予定である。
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Research Products
(3 results)