• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2013 Fiscal Year Annual Research Report

介護支援専門員によるインフォーマル・サポート活用の支援プロセスに関する研究

Research Project

Project/Area Number 24730468
Research InstitutionUniversity of Kochi

Principal Investigator

橋本 力  高知県立大学, 社会福祉学部, 助教 (00612011)

Keywordsケアマネジメント / インフォーマル・サポート / 介護支援専門員
Research Abstract

本研究の目的は、介護支援専門員の支援時におけるインフォーマル・サポートの活用について、その支援プロセスを明らかにすることであった。
研究最終年度は、昨年度において調査を実施した2名の介護支援専門員に加え、新たに7名の介護支援専門員を対象に、面接調査を実施した。面接調査は、事前に作成したインタビューガイドを元に、半構造化面接を行った。調査協力者においては、本調査の目的および方法、録音の許可等を口頭および文書で説明し、承諾を得ることとした。
9名の介護支援専門員を対象とした面接調査からは、介護支援専門員が要援護者の支援時において、インフォーマル・サポートの中でも、特に家族を重要なサポート源と捉えていることが明らかになった。さらに家族、近隣、地域のボランティアなどのインフォーマル・サポートにおいて、その活用の頻度や内容に違いがあること、およびインフォーマル・サポート活用の利点や課題点などが明らかになった。
また、介護支援専門員の支援時におけるインフォーマル・サポートの活用プロセスにおいても、インフォーマル・サポート源によって違いが生じていることが明らかになった。介護支援専門員が、重要なサポート源として捉えていた家族に関しては、アセスメントの際の家族に関する情報把握、ケアプランの作成時における家族調整、モニタリングにおける家族の状況確認、ケアカンファレンスにおける家族の参加など、ケアマネジメント実践の過程を経て、家族から支援の協力を得ていることが明らかになった。さらに、介護支援専門員は、家族から支援の協力を得るにあたって、家族の介護負担に十分配慮することや家族との信頼関係の構築を重要視していることなどが明らかになった。
これらの研究結果は、介護支援専門員によるインフォーマル・サポート活用のあり方や留意点を検討する際の基礎的資料として、一定の意義があると考える。

URL: 

Published: 2015-05-28  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi