2012 Fiscal Year Research-status Report
乳児期の親子相互作用-近赤外線分光法を用いた臨床的応用
Project/Area Number |
24730578
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
金子 一史 名古屋大学, 発達心理精神科学教育研究センター, 准教授 (80345876)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 国際情報交換 |
Research Abstract |
本研究の目的は,母子相互作用中の脳血流量を近赤外線分光法(Near-infrared spectroscopy; NIRS)を用いて測定し,母子相互作用を脳機能の側面から明らかにすることである。 本年度は,一般の母親とその乳児を対象とした研究について,リクルート及び測定の実施を予定していた。実験手続きを注意深く検討したところ,当初想定していた統制課題とタスク課題では,適切に母子相互作用中の脳血流量を特異的に測定することが困難であることが判明した。したがって,統制課題及びタスク課題の見直しを行った。先行研究のレビューを元に,新たな課題の設定を行った。これにより,母子相互作用中の脳血流量の変化について,より適切に捉えることができると見込まれる。さらに,参加者のリクルートを実施し,協力者プールを構成した。 この他に,発達心理学領域及び児童のメンタルヘルス領域における近赤外線分光法を子どもに用いた研究に関する展望論文を,英語論文として発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
統制課題およびタスク課題の変更の必要性に迫られたため,測定の実施が遅れている。具体的には,ブロックデザインの実験計画から,事象関連デザインへの実験計画に変更した。けれども,今回の見直しにおいて,より母子相互作用の測定がより適切に行える見込みが立ったため,測定以後のデータ解析などでは,効率的に実施できる見込みである。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度に実施予定であった一般の母親と乳児を対象とした測定を,本年度は集中的に行う。あわせて,25年度に実施予定となっていた育児不安の母親を対象とした測定は,今年度中にリクルートを開始して,25年度の後半には測定を実施する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
研究協力者への謝金,実験補助者に対する謝金,データ解析に対する謝金,成果発表のための旅費として,支出する予定である。
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Research Products
(1 results)