2012 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
24730593
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Research Category |
Grant-in-Aid for Young Scientists (B)
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Research Institution | Tokyo Seitoku University |
Principal Investigator |
加地 雄一 東京成徳大学, その他部局等, 准教授 (80575134)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | ジェスチャー / 子ども / 言語発達 |
Research Abstract |
研究計画の推敲を行った。養育者のジェスチャーと子どもの語彙発達の関係について文献収集を行い,主に研究方法ついて整理した。特に,応募した時期(2011年11月)以降の,最新の文献を調べ,研究計画をブラッシュアップさせた。研究方法については,2点改善を検討している。一つは,Talbott et al. (2013) を参考に,母子インタラクションの観察だけでなく,準構造化課題を用いて子ども単独での様子を観察する。もう一つは,Caselli et al. (2012) やLongobardi et al. (2012) を参考に,養育者に対して子どもの語彙や身振りの発達についての質問紙調査を実施する。 実験室の確保や備品の購入等,研究体制の整備を行った。予備調査のため,研究代表者の身近にいる親子を対象に,子どもと養育者の日常的なやりとりについてビデオ録画をする準備をした。 ジェスチャーに注目することで発語前の子どもの言語発達のアセスメントや支援が可能となると考えられ,海外では盛んに研究が行われているテーマであるが,引き続き今後もますます研究が望まれる状況である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
下記の3点の理由による。 1.実験室の確保や備品の購入等,環境整備に時間を要したため。 2.所属機関で平成24年度に新たに委員会を担当したことで,研究に費やす時間を確保することが比較的困難であったため。 3.平成24年6月に子どもが生まれ,育児参加によって研究に費やす時間を確保することが比較的困難であったため。
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Strategy for Future Research Activity |
母子インタラクションだけでなく,子ども単独の様子を観察するための課題を作成する。 子どもの語彙発達に関するアセスメント方法を策定する。 研究協力者を募集し,予備調査を実施する。 海外の研究室を訪問し,研究方法,分析方法について情報収集を行う。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
実験室の環境整備にかかる費用。 質問紙や調査用紙作成や郵送にかかる費用。 研究協力者への謝金。 研究室訪問にかかる旅費。
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