2014 Fiscal Year Annual Research Report
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24730720
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| Research Institution | Hirosaki University |
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Principal Investigator |
小瑶 史朗 弘前大学, 教育学部, 准教授 (50574331)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 国際理解教育 / 社会科 / 地域学習 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、国際理解教育を「地域社会」の視点から構築するための指針を理論的に探索するとともに、青森県をフィールドにした社会科・歴史学習の教材作成に取り組んだ。
このうち理論的思索の成果の一部については、「教育課題と社会科教育Ⅰ」（大澤克美編『教科教育シリーズ2 社会科教育』一藝社、2015年）としてまとめた。そこでは、グローバル化に特徴づけられる現代社会においては、「地域・国家・世界」の諸次元が複雑に交錯する形で社会問題が構成されており、この諸次元を往還する認識形成が強く求められていることを確認した。そして、これまでの国際理解教育ではグローバル化への対応を強調する一方で、「国家」を分析視覚から排除する傾向があったことや、「地域」が専ら活動の舞台としてのみ位置づけられてきた点を批判的に問い直したうえで、マルチ・スケールな見方を育成する社会科授業づくりの必要性を論じた。
一方、青森県をフィールドにした教材作成については、「地域・国家・世界」を繋ぐ視点を確保しながら、①中世北方交易、②近代期の自由民権運動、③満州移民を題材にした教材案の開発を行った。このうち、①については、「北方史研究の成果を活用した高等学校日本史の単元開発―13～16世紀の和人・アイヌ民族の関係史を題材として―」（『弘前大学教育学部紀要』第111号、2014年）として発表し、②および③については、青森県社会科研究会の場で報告した。
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Research Products
(3 results)
