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2013 Fiscal Year Annual Research Report

学習障害の読解の問題を予防するための指導法の効果に関する研究

Research Project

Project/Area Number 24730772
Research InstitutionSaitama Junshin College

Principal Investigator

浦 由希子  埼玉純真短期大学, その他部局等, 講師 (60528363)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2014-03-31
Keywords聞き取り指導 / 語彙指導 / 幼児
Outline of Annual Research Achievements

研究1:聞き取りと語彙の両方を合わせた指導プログラムを作成し、言語発達に問題のある幼児に実施し、その効果を検証した。対象児は年長児6名(男5名、女1名)であり、全員知的な遅れはないにもかかわらず(動作性IQは85以上)、PVTやITPA言葉の類推、WPPSIのVIQで測定される言語能力に問題が見られた。指導プログラムの作成においては、幼児用のお話を制作し、その中に話し言葉及び書き言葉の双方で役立つと考えられた語彙を、一つのお話につき約5つ組み入れた。指導は①お話の読み聞かせ、②内容に関する質問、③語彙指導、④お話の読み聞かせ、⑤内容に関する質問、⑥内容に関する語りである。指導は週に1回、1か月間(計4回)、グループ指導を行った。その結果、聞き取り及び語彙課題の両方で伸びが見られた。
研究2:健常幼児を対象に、聞き取りと語彙の両方を合わせた指導プログラム(聞き取り指導)と、語彙指導のみのプログラムを実施し、その効果を検証した。対象児はD園の年長児18名、E園の年長児25名である。研究1と異なり、多くの対象児に見てもらうことを考慮し、全指導の内容をビデオ形式とした。聞き取り指導の内容は、対象児に模倣させたりお話の内容を語らせる部分以外は研究1と同様である。語彙指導では、毎回約5単語ずつ取り上げ、一つの単語につき3例ずつ絵カードを呈示し、絵の名称を言わせたり、何をしているところか動作を答えさせたりした。その後、その語彙に合う動作を子ども達にも実際にするよう促した。両園で週に2~3回、約2か月間、計15本のお話のビデオを対象児に見せてもらった。その結果、両指導の効果に大きな違いは見られなかった。この理由として、聞き取り指導でも語彙指導を取り入れたものの、研究1及び研究2の語彙指導と異なり、対象児に反復させたり動作をさせたりといったことが無かった点が挙げられる。

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Published: 2015-05-28   Modified: 2018-01-16  

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