2013 Fiscal Year Annual Research Report
多自由度油圧アームのカシミール関数に基づくインピーダンス制御
Project/Area Number |
24760184
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
酒井 悟 信州大学, 工学部, 准教授 (90400811)
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Keywords | 機械力学・制御 / 油圧ロボット |
Research Abstract |
多自由度油圧アームの構造的特徴であるカシミール関数に基づくモデリングとインピーダンス制御について実験的かつ理論的に研究した.具体的には,油圧アームの一部を簡易化するモデリングを提案したうえで, [S2] 多自由度油圧アームのカシミール関数に基づくインピーダンス制御法と制御工学的実験, [S3] 多自由度油圧アームのカシミール関数に基づくインピーダンス制御法とロボット工学的実験, に共通する1自由度鉛直油圧アームのカシミール関数に基づくインピーダンス制御実験を介して,油圧アームの振る舞いが仮想剛性パラメータの値に鋭敏に変化すること,かつ,作業性能が定義可能なpick&place専用ハンドを動作させ模擬コンテナを把持・解放できること,を確認して,提案法の有効性および有用性をそれぞれ実証した.実証された結果は多自由度油圧アームのための実験[S2][S3],簡易化するモデリングを採用しない実験,へ拡張する際に応用できる.さらに, [S4] カシミール関数に基づくインピーダンス制御法の理論展開 として提案したロバスト構造について,既存の4つの手法(トルクに基づく制御法,位置に基づく制御法,Immersion&Invarianceに基づく制御法,微分に基づく制御法)と提案法とを理論的に比較して,提案法の有効性を論証した.論証された結果は26年度中に投稿予定であり,同時に,油圧アームなど非線形性を有する場合に拡張する際に応用できる.
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Research Products
(7 results)