2014 Fiscal Year Annual Research Report
オンラインＰＶ出力推定・短時間先変動予測を用いた先進的配電系統電圧マネジメント
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24760223
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| Research Institution | Hokkaido University |
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Principal Investigator |
原 亮一 北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (80361872)
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| Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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| Keywords | 配電系統 / 電圧制御 / 太陽光発電 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
平成26年度は，前年度までに開発してきた手法を実規模系統に適用し，その有効性をシミュレーションにより確認した。具体的には，日本の都市部の配電系統を意識した43ノードモデル，ならびにIEEE等で広く用いられている33ノード配電系統モデルに対して提案手法を適用し，従来のLRT制御手法では解消することができなかった電圧逸脱を提案手法では回避できることを定量的に確認した。また，本研究課題で開発した手法のうち，オンラインPV出力推定手法の更なる改善を目的として，配電系統内の負荷の力率が1に近く，無効電力消費がほとんどない状況に対しても有効に機能するように，推定アルゴリズムの改良を実施した。具体的には，配電系統内の代表一地点に設置される日射量計のデータを参考に，配電系統エリア内のPV出力をオンラインで推定する手法を開発した。また，エリア内のPVパネルの設置傾斜角・方位角のばらつきや，近隣建築構造物等による部分影の影響にも対応可能なように手法を拡張した。さらに，出力変動幅予測手法について，北海道地域で平成25年～26年中に実測された日射量計測データと照合し，出力変動幅の傾向をおおよそとらえることができることを確認した。
これらの検証結果を踏まえ，プロジェクト全体としては，(1)研究代表者らがこれまでに開発してきた出力変動幅予測は定量的に妥当であることが示され，(2)その出力変動幅予測に基づく先行的LRT制御が，従来のLRT制御と比較して優れた電圧維持管理能力を有していることをシミュレーションにより定量的に示すことができたといえる。
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Research Products
(2 results)
