2013 Fiscal Year Research-status Report
安定した通信品質を提供するSC/MCハイブリッド移動通信ネットワークの実験的実証
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24760287
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
亀田 卓 東北大学, 電気通信研究所, 准教授 (10343039)
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Keywords | 移動通信システム / SC/MCハイブリッド / 広帯域 / セル選択 |
Research Abstract |
次世代広帯域移動通信システムの広域化・高スループット化のために,申請者はこれまでに,広域化に適したシングルキャリア(SC)と,高スループット化に適したマルチキャリア(MC)を組み合わせた SC/MC ハイブリッド無線通信方式を提案している.本研究では,この概念を発展させ,広域化・高スループット化を目指し,適応切り替え手法の提案を行うことを目的としている.また,SC/MC ハイブリッドシステムをマルチセル環境へ適用することを検討し,マルチセル環境下においても SC と MC をハイブリッド化させることによって,高速かつ広カバレッジな上り回線アクセス方式として適用可能であることを示す.さらに,SC・MC チャネル最適配置を可能とする周波数マッピング・スケジューリング手法の検討を行う.最終的には,提案方式のハードウェア実装・評価による実験的検証を行い,有効性・実用性を明らかにする. 本年度は特に複数無線通信システムのセルが複数存在するマルチセル環境下において,端末が通信すべき最適なセルを選択する手法についての提案を行った.提案方式の基礎的な特性評価として一次元(直線上)を移動する端末のセル選択誤差の評価を行った.その結果,基本的に瞬時の S/N で選択を行う従来方式に比べ,提案方式はセル境界における誤選択確率を大幅に改善できることを示した.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定と検討の順序が異なっているため,予定よりも若干遅れているテーマも存在するが,全体としては問題なく進捗している.
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Strategy for Future Research Activity |
進捗が少々遅れている適応切り替え型マルチアンテナシステムについては,ハードウェア実装システムを用いた実測の研究に注力することで研究開発を加速させる.
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[Presentation] ASIC Implementation of Multimode Frequency Domain Equalizer for Heterogeneous Wireless System2013
Author(s)
Y. Miyake, K. Komatsu, H. Oguma, N. Izuka, S. Kameda, M. Iwata, N. Suematsu, T. Takagi, and K. Tsubouchi
Organizer
IEEE 24rd International Symposium on Personal, Indoor and Mobile Radio Communications (PIMRC2013)
Place of Presentation
London, U.K
Year and Date
20130908-20130911