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2012 Fiscal Year Research-status Report

高機能携帯端末を用いた交通行動調査手法の構築による選好調査の精度向上のための研究

Research Project

Project/Area Number 24760408
Research Category

Grant-in-Aid for Young Scientists (B)

Research InstitutionTokyo Institute of Technology

Principal Investigator

日下部 貴彦  東京工業大学, 理工学研究科, 助教 (80604610)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2016-03-31
Keywords交通工学 / ネットワーク / 移動体通信 / プローブパーソン調査
Research Abstract

本研究では,GPSを搭載した高性能な移動体携帯端末(スマートフォンなど)を用いることで,PP (Probe Person)調査及びSP (Stated-Preference)調査を組み合わせた調査手法を発展させることにより,調査時の被験者の時間・空間に関する認知や記憶の誤差等によるバイアスを軽減させるための手法を構築することを目的としている.
平成24年度は,本研究課題の初年度であり,調査プラットフォームの構築を行うために,要件整理,高機能携帯端末(スマートフォン)を用いた移動軌跡収集システムの開発及び移動軌跡収集システムによって,得られたデータよりSP調査等のアンケート対象の行動を判別するための方法の構築を行った.「システム開発のための要件整理」では,国内外の文献調査及び,学会,国際ワークショップなどでの資料収集を実施した.また,過去に実施された調査データも参考にすることで,SP調査でのバイアス低減を意図した調査システム,調査設計,分析モデルに求められる要件を整理した.「高機能携帯端末を用いた移動軌跡収集システムの開発」及び「得られたデータよりSP調査等のアンケート対象の行動を判別するための方法の構築」では,高機能携帯端末上で動作するプロトタイプを作成するとともに,Web上で動作するサーバーシステムのプロトタイプを作成でき,来年度のプラットフォームの改良等の研究計画に向けた下地を作ることができている.

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

本年度の研究計画である,[1]システム開発のための要件整理,[2]高機能携帯端末を用いた移動軌跡収集システムの開発,[3]移動軌跡などのデータからアンケート対象行動を自動判別のための方法構築それぞれについておおよそ計画通りに進捗している.具体的には,「システム開発のための要件整理」では,国内外での資料集を予定通り実施し,既往研究に基づいた要件の整理ができている状況である.「[2]高機能携帯端末を用いた移動軌跡収集システムの開発」及び「[3]移動軌跡などのデータからアンケート対象行動を自動判別のための方法構築」では,プロトタイプのシステムができている状況である.ただし,今年度は,高機能携帯端末のOSバージョン等の更新に伴い,プロトタイプのシステムに改良が必要となったことから,検証実験の実施までには至らなかった.

Strategy for Future Research Activity

前年度の成果を踏まえ,平成25 年度は下記について研究開発を進める.
[1] 設問の自動生成方法構築・設問の提示方法の構築
[2] インタラクティブな行動調査で取得された調査データの分析手法構築
[3] 成果発表
具体的には,設問の自動生成方法構築・設問の提示方法の構築では,平成24年度に構築されたシステムによって,SP調査などのアンケート調査の対象と判別されたトリップに対するアンケート調査の設問の生成方法と提示の方法を構築する.インタラクティブな行動調査で取得された調査データの分析手法構築では,開発したシステムから得られるデータを分析するための行動分析モデルを構築する.これらの研究成果をとりまとめ,国内外の学会(土木学会,交通工学研究会,TRB 等)での発表を行う予定である.

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成25年度には,設問の自動生成方法構築・設問の提示方法の構築,前年度構築したシステムの改良,および研究成果のとりまとめに際して,大学院学生による実験及び数値計算の補助,および資料整理の補助が必要であり,このために研究費の使用が必要である.研究成果のとりまとめと発表を行う予定であり,国内旅費,外国旅費を使用する予定である.土木計画学研究発表会,交通工学研究発表会など国内の学会や海外でのワークショップにおける研究成果を検討している.追加の資料収集のために国内旅費を使用する予定である.また,次年度使用額は,平成24年度の検証実験を実施するために使用する予定である.

  • Research Products

    (1 results)

All 2012

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] Evaluating the Effects of Travel Time Reliability Information on a Driver's Departure Time Choice2012

    • Author(s)
      Takahiko KUSAKABE, Yohei TSUJIMOTO and Yasuo ASAKURA
    • Organizer
      Proceedings of the 5th International Symposium on Transportation Network Reliability
    • Place of Presentation
      Hong Kong, China
    • Year and Date
      20121218-20121219

URL: 

Published: 2014-07-24  

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