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2013 Fiscal Year Research-status Report

都市と水辺の接続性に関する近代都市史研究

Research Project

Project/Area Number 24760423
Research InstitutionRitsumeikan University

Principal Investigator

林 倫子  立命館大学, 理工学部, 助教 (60609808)

Keywords水辺 / 近代都市形成 / 鴨川納涼 / 宇治川派流 / 舟運都市 / 宇治公園計画
Research Abstract

平成25年度は、研究実施計画に予定していた「水辺と都市の接続性の変遷の把握」作業のうち、平成24年度未着手分に従事した。ただし、研究代表者の妊娠・出産に伴う休業期間があったため、当初予定作業の完遂には至っていなく、平成26年度に繰り越された作業も少なからず残されている状況である。
当該内容のうち、京都を対象とした「京都夏季納涼営業期間における河川空間利用」の研究については、当時の一次資料閲覧作業を継続して行い、納涼という特異な河川利用制度変容およびそれに付随する風致思想の変化について、明治から戦前にかけてのある程度通史的な解釈を得ることができた。研究成果の発表としては、まず、成果の一部をまとめた出版原稿の執筆を行った。これは平成26年度中の出版を目指している。次に、研究成果の査読付学術論文へまとめる作業にも着手しており、平成26年度内の投稿・掲載を目指している。その他、「京都景観・まちづくりセンター専門家セミナー」等、まちづくりにかかわる一般市民向け講座にて研究内容の講演を行い、研究成果の社会還元も行った。
宇治を対象とした「宇治公園を中心とした風景の観光資源化と河川空間整備」の研究については、文献調査、一次資料調査、現地関係者へのヒアリング調査を前年度より継続して行った。その結果、「水辺とその周辺の土地利用の復元」、「水辺をとりまく交通体系の復元」、「都市活動による水辺利用状況の復元」の各作業の一部を遂行することができた。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

平成25年度には、研究代表者の妊娠・出産に伴う休業があり、研究期間と従事可能な作業内容に大きな制約が生じた。結果、当初計画に予定されていた「水辺と都市の接続性の変遷の把握」作業の完遂には至っていなく、特に宇治・伏見を対象とした資料調査について、未実施の部分が多く残されている状況である。さらに、査読付論文の投稿を含めた研究成果の発表が出来なかった。

Strategy for Future Research Activity

平成26年度は、まず第一に平成25年度に未着手となっている資料調査を引き続き行い、「水辺と都市の接続性の変遷の把握」作業の完遂に努める。その他、図書の出版、査読付論文投稿など、研究成果の発表にもつとめる。ただし、今後の進捗状況および残りの作業量に応じて、産休による研究期間延長の申請も検討する。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

平成25年度には、研究代表者の妊娠・出産に伴う休業期間があり、約6か月間にわたり研究遂行や出張が不可能であった。またその他の期間も、体調不良により研究に従事できる時間や内容に大きな制限が生じた。このため、すべての費目について支出額が当初予定を大幅に下回り、次年度に繰り越す結果となった。
平成26年度は、まず第一に平成25年度に未着手となっている資料調査や学会発表、査読付論文投稿などを行い、これらを完遂してから、その後当初計画の平成26年度分の作業に着手する計画とする。このため、当初予定よりも作業の実施スケジュールに大幅な遅れが生じることが見込まれるが、今後の進捗状況および残りの作業量に応じて、産休による研究期間延長の申請も検討する。

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Published: 2015-05-28  

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