2015 Fiscal Year Research-status Report
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24760423
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Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
林 倫子 立命館大学, 理工学部, 助教 (60609808)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 河川公園 / 眺望景観保全 / 水力発電開発 / 風致対策 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成27年度の実績は以下のとおりである。 平成26年度より着手していた「水辺と都市の接続性の変遷の把握」作業のうち、残されていた宇治、伏見に関する作業を完遂した。これらのデータをまとめた研究「宇治川水力発電事業第一期工事における風致保護策の検討過程」を、6月開催の土木史研究発表会において発表した。 また、平成27年度予定課題であった「各インパクトによる水辺と都市の接続性の影響評価」に着手した。その結果を踏まえて、前期の発表論文を加筆・修正し、土木学会論文集D2部門に投稿した。現在、編集委員会からの修正依頼を踏まえた修正作業中である。さらに、宇治におけるその後の年代の公園整備に関する調査研究を行い、現在発表論文を執筆中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
年度中、12月までは予定通りに研究を遂行していたが、第2子妊娠悪阻のため体調不良の期間が平成28年1月~3月の計3ヶ月間続き、その間の研究遂行が著しく遅れてしまった。このため平成27年実施予定であった「各インパクトによる水辺と都市の接続性への影響評価」について、全体の3分の2程度終了したが、残りについては次年度に繰り越しをせざるを得なくなった。また平成28年度についても産休に伴う研究中断が4カ月間予定されている。 このため、妊娠・出産にかかる研究期間延長(1年間)を再度申請する予定としている。
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Strategy for Future Research Activity |
平成28年度は、研究の進捗が著しく遅れることが予想されるため、まずは平成27年実施予定であった「各インパクトによる水辺と都市の接続性への影響評価」を継続遂行し、その後平成28年度予定であった「各都市の横断的考察、および水辺と都市との接続性を担保する都市構造の提案」に従事する。ただしこれらの完遂が難しい場合は、研究期間延長手続きを行い、平成29年度へ繰り越しを行う。
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Causes of Carryover |
年度中に約3ヶ月間、体調不良による研究の停滞があったため。全般的に残額が生じた。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
研究期間を1年延長することにより、次年度使用額と次年度請求額を2年に分けて、計画的に使用していく。
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Research Products
(1 results)