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2013 Fiscal Year Annual Research Report

CES柱梁接合部の弾塑性挙動と応力伝達機構の解明

Research Project

Project/Area Number 24760451
Research InstitutionToyohashi University of Technology

Principal Investigator

松井 智哉  豊橋技術科学大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (20402662)

Keywords鋼コンクリート合成構造 / CES造柱梁接合部 / 繊維補強コンクリート / 静的加力実験 / せん断強度
Research Abstract

本研究では、鉄骨と繊維補強コンクリートのみで構成されるCES構造における柱梁接合部の設計手法を構築することを目的としている。H25年度はCES造柱梁接合部の構造因子が接合部のせん断強度に及ぼす影響を明らかにすることを課題として、CES造柱梁接合部(せん断破壊型)の構造実験を実施するとともに耐力性能の評価法の構築を行った。
構造実験においては、接合部パネルの鉄骨フランジ幅およびコンクリート部の幅を実験変数とした試験体3体を用いて静的加力実験を実施し、それらの構造因子がCES造柱梁接合部の構造性能に及ぼす影響について明らかにした。得られた知見を以下に示す。
パネルゾーン内蔵鉄骨フランジ幅を変数とした試験体においては、ひび割れ状況に差異はみられたが,パネルゾーン内蔵鉄骨フランジ幅および柱幅が,変形性状やパネルゾーンの復元力特性にほとんど影響を及ぼしていないことが確認できた。H24年度の解析的研究により、接合部パネルにおいて鉄骨に囲まれたコンクリートの応力は鉄骨に囲まれていないコンクリートに比べて大きくなることを明らかにしたが、今回の実験において鉄骨に囲まれるコンクリートの領域が変わっても一般的な断面においては、全体的にみて接合部パネルの耐力性能および変形性能に及ぼす影響は小さいことが実験的に確認された。また、接合部パネルのせん断強度およびせん断ひび割れ強度を含めたせん断変形とせん断力の関係の骨格曲線のモデル化を行い、若干、安全側となるが評価可能であることを示した。

  • Research Products

    (2 results)

All 2014

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] CES造柱梁接合部の構造性能に及ぼすパネルゾーンの内蔵鉄骨フランジ幅の影響2014

    • Author(s)
      小山勉,小島佑太,広瀬潤,松井智哉
    • Journal Title

      コンクリート工学年次論文集

      Volume: Vol.36,No.2 Pages: 未定

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] パネルゾーン内蔵鉄骨フランジ幅および柱幅が異なるCES 造柱梁接合部の静的加力実験2014

    • Author(s)
      小山 勉
    • Organizer
      日本建築学会大会学術講演
    • Place of Presentation
      神戸大学
    • Year and Date
      20140912-20140914

URL: 

Published: 2015-05-28  

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