2013 Fiscal Year Annual Research Report
鋼構造ブレース接合部の耐震設計法の高度化と残存耐震性能評価手法の開発
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24760453
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| Research Institution | Kobe University |
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Principal Investigator |
浅田 勇人 神戸大学, 工学(系)研究科(研究院), 助教 (70620798)
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| Keywords | ブレース接合部 / 耐震設計法 / ブレース骨組 / 接合部耐力 / 塑性変形能力 / 鋼構造 / ガセットプレート |
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| Research Abstract |
ブレース接合部の設計法の高度化に向けて，引張ブレースの塑性変形能力を担保する上で必要な接合部設計条件およびガセットプレート端溶接接合部の合理的な耐力評価法について検討を行った。
1．接合部の面外曲げ剛性に着目した引張ブレースの静的繰り返し載荷実験および数値解析を行い，ガセットプレートの面外曲げ剛性が接合部耐力に及ぼす影響を把握した。以上の実験および解析結果から，所定の接合部耐力を発揮させるために必要なガセットプレート面外曲げ剛性について評価した。また，ブレースの十分な塑性変形能力を担保する上で，実質必要となる接合部係数を材料降伏比を踏まえ検討し，おおおむね現行の設計法が要求する値と対応することを確認した。
2．ガセットプレート端溶接接合部における現実的な応力伝達機構およびそれに基づく耐力評価方法を構築するために，ブレース付骨組の部分架構実験および有限要素解析を実施した。実験によって妥当性を検証した解析モデルを用いて，現行の設計法の適用性を検証するとともに，現行の設計法では考慮できていない主架構変形によって溶接部に作用する応力の同定を可能にする力学モデルを構築し，主架構変形による応力を陽にとらえたガセットプレート端溶接部の耐力評価法を提案した。
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