2013 Fiscal Year Annual Research Report
メチル化CpGに結合するRNAの創出及び高感度メチル化CpG検出法の開発
Project/Area Number |
24760647
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Research Institution | Tokyo University of Technology |
Principal Investigator |
吉田 亘 東京工科大学, 応用生物学部, 助教 (10599806)
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Keywords | DNA methylation / Aptamer |
Research Abstract |
本研究ではメチル化DNAに結合するRNAアプタマーを同定するために、メチル化CpGとメチル化二本鎖DNAを標的分子としてアプタマーのスクリーニングを実施した。メチル化CpGを標的分子として8ラウンドのスクリーニングを実施したところ、濃縮されたライブラリーは2種類の配列に収束した。それらを合成し、メチル化CpGに結合するか蛍光偏光解消法により解析した結果、両配列ともメチル化CpGに結合することが示唆された。しかし、得られたRNA配列は非メチル化CpGに対しても同様に結合することが示唆されたため、メチル化CpGのメチル基を特異的に認識していない可能性が考えられた。次にメチル化二本鎖DNAを標的分子として5ラウンドのスクリーニングを実施したところ、濃縮されたライブラリーは4種類の配列に収束した。そこで、同定したRNAを合成し、メチル化二本鎖DNAまたは非メチル化二本鎖DNAに結合するか検討したところ、同定したRNAは両DNAに解離定数10nM程度で結合した。今後同定されたアプタマーの特異性を改良することにより、メチル化DNA特異的なアプタマーの同定が期待でき、それを用いたメチル化DNA検出方法の開発が期待される。
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Research Products
(15 results)
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[Journal Article] Automatic polymerase chain reaction product detection system for food safety monitoring using zinc finger protein fused to luciferase2013
Author(s)
Yoshida W., Kezuka A., Murakami Y., Lee J., Abe K., Motoki H., Matsuo T., Shimura N., Noda M., Igimi S., Ikebukuro K.
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Journal Title
Anal. Chim. Acta
Volume: 801
Pages: 78-83
DOI
Peer Reviewed
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