2014 Fiscal Year Research-status Report
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24770023
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Research Institution | Kochi University |
Principal Investigator |
加藤 元海 高知大学, 教育研究部総合科学系, 講師 (60403854)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | レジームシフト / 湖沼生態系 / 森林生態系 / 一次生産 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は湖沼全体の一次生産量を見積もるための骨格となる数理モデル2種類(栄養塩環境に基づいた算出モデル、光条件に基づいた算出モデル)に関して、モデルで使われている全てのパラメータに対して、一次生産量の予測値の反応を調べ、論文としてまとめた。論文は投稿する前に、2人の米国人の湖沼の一次生産に関する専門家に内容を見てもらい助言をもらった後に、アメリカ生態学会が最近発刊したEcosphereという雑誌に投稿し、論文は現在査読されている状態である。 森林生態系において、数理モデルを構築するための調査と研究打ち合わせを行なった。鳥取県の大山ではウリハダカエデの大規模な性転換、長野県の上高地地域では温暖化に伴う山岳地域における高山植物の絶滅の可能性、四国山地ではシカの食害による植生の変化に関する現地調査を行なった。 水域生態系と陸域生態系をまたぐ生物として、ニホンカワウソや底生動物、ニホンザルなどの絶滅や群集構造、環境と関連した食性など、大きく状態が変化しうる現象についても調査研究を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
湖沼全体の一次生産量に関する理論的な解析に関する論文を投稿する前に、2人の英語を母国語とする専門家に、論文の構成や、方法や結果の妥当性、表現の方法などを見てもらったことから論文を投稿するまでに時間を要した。
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Strategy for Future Research Activity |
森林生態系に関して、ウリハダカエデの性転換、山岳地域の高山帯植物の絶滅の可能性、シカの食害による植生の変化について、野外調査と文献調査を引き続き行ない、数理モデルの構築を目指す。
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[Presentation] ニホンカワウソ2015
Author(s)
佐藤大紀、加藤元海
Organizer
日本生態学会第62回全国大会
Place of Presentation
鹿児島大学
Year and Date
2015-03-18 – 2015-03-22