2014 Fiscal Year Annual Research Report
リジン脱メチル化酵素KDM7Aによるp53活性化機構の解明
Project/Area Number |
24770165
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
米沢 理人 東京大学, 先端科学技術研究センター, 助教 (10579155)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 細胞生物学 / 生化学 / タンパク質間相互作用 / 癌 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成24年度実績に記述したMCF-7細胞内におけるp53-KDM7Aの相互作用は、GE社製Donkey anti-rabbit IgG-HRP を用いて行なった結果によるものであったが、この抗体は免疫沈降に用いたanti-p53 及び anti-KDM7A (いずれも mouse IgG) にcross-reactしてしまっており、また、丁度その分子量がp53の分子量に近いことから来る解釈の誤りであることが分かった。そこで、慎重にmouse IgGにcross-reactしないことが確認されたCST社製 goat anti-rabbit IgG-HRPで同様の実験を行なったところ、内在性p53-KDM7Aの相互作用は確認できなかった。細胞内においてごくminor fractionのp53がKDM7Aと相互作用する可能性も残されたので、FLAG-KDM7Aを導入したHEK293F細胞を抗FLAG M2ゲルで精製後、FLAGペプチドで溶出し、抗p53抗体でブロットしたところ、FLAG-KDM7Aを導入していない細胞に比べ優位に、また再現性をもってp53が溶出された。以上から、細胞内においてもp53とKDM7Aが直接相互作用することが確認された。
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