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2013 Fiscal Year Research-status Report

アカマツのマツ材線虫病抵抗性とその他形質の遺伝的相関関係

Research Project

Project/Area Number 24780158
Research InstitutionForestry and Forest Products Research Institute

Principal Investigator

山野邉 太郎  独立行政法人森林総合研究所, 林木育種センター東北育種場, 主任研究員 (60370855)

Keywordsアカマツ / マツ材線虫病 / さし木発根性 / 初期成長 / 通直性 / ヤング率 / 遺伝的相関関係
Research Abstract

本研究はアカマツの”マツ材線虫病抵抗性”と”その他形質”との遺伝的な相関関係を解明することを目的としている。本基金による助成で対象とする”その他形質”はさし木発根性、初期成長、通直性、ヤング率である。
マツ材線虫病抵抗性の評価値については、データの吟味を進めている最中である。
さし木発根性については、親子鑑定済みの人工交配家系を用いた遺伝解析により、1)遺伝的な形質であること、2)相加的遺伝分散よりも非相加的遺伝分散が大きい形質であること、3)親のマツ材線虫病抵抗性の影響がないこと、の3点が示唆される結果であった。有意義な結果が得られたため、計画を前倒しして学会発表を行った。今後、2~3回繰り返し再現性を確認したのちに、ジャーナルへの投稿に踏み切る。
初期成長の評価については、データセットを抽出した。
通直性およびヤング率については、検定林での調査をおこなうと同時に親子鑑定用の葉サンプルを採取した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

さし木発根性はおよび初期成長の評価については、計画通りに進んでいる。
通直性およびヤング率の評価の測定は計画通りに完了したが、林木育種センターに依頼している親子鑑定が次年度上半期へ持ち越しとなった。
マツ材線虫病の評価については、通直性およびヤング率評価に手間取りエフォートを配分しきれず、年度内に完了できなかった。

Strategy for Future Research Activity

計画通りに調査および解析を進める。
マツ材線虫病の評価については、データはすでに取得済みなので平成26年度内には遅れを取り戻せる見込みである。
さし木発根性については、今年度も試験を行いデータを充実させ、ジャーナルへの投稿に備える。
初期成長評価については、解析を行う。
通直性およびヤング率評価については、林木育種センターに依頼している親子鑑定結果が得られ次第解析に取り掛かる。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

これまでのさし木試験の結果から、さし木適期が3月下旬~4月上旬であることが判明してきた。平成26年春は、他業務との兼ね合いからさし木の実施を4月上旬にすることが不可避で、さし木補助の人件費を平成26年4月以降に使用する必要が生じた。
さし木補助ならびにさし木試験観察補助に関する人件費として平成26年4月~6月に支出する見込み。

  • Research Products

    (1 results)

All 2014

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] アカマツ挿し木発根の遺伝性2014

    • Author(s)
      山野邉太郎・久保田正裕・山口和穂・岩泉正和・磯田圭哉・平尾知士
    • Organizer
      第125回日本森林学会大会
    • Place of Presentation
      大宮ソニックシティ
    • Year and Date
      20140326-20140330

URL: 

Published: 2015-05-28  

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