2013 Fiscal Year Research-status Report
スギ根系の構造および成長特性に及ぼす遺伝的要因の解明
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24780160
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Research Institution | Forestry and Forest Products Research Institute |
Principal Investigator |
大平 峰子 独立行政法人森林総合研究所, 林木育種センター, 主任研究員 (40370861)
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Keywords | 根系 / スギ / 形質 / 育種 / 樹木根 / 不定根 / さし木 |
Research Abstract |
育児休業による研究中断のため研究実績なし
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
育児休業による研究中断(平成24年8月9日~平成26年3月31日)のため,純同化率・器官間分配および成長動態の解析については実施できなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
育児休業から復帰する平成26年度から研究を再開する。各研究項目について以下のように進める。 1.根系構造の基本的理解:平成26年4月に再度さし木を行い、各クローンの根系形質の年度間の変動を評価する。同時に、さし穂の条件に対する根系形質の変化を調査する。これらの実験を通して、形成される根系のうち遺伝および環境要因によって変化する割合を評価し、クローンの根系の構造特性を明らかにする。また、根系発達プロセスをいくつかのステーシに区分し、それぞれのステージ単位で網羅的遺伝子発現解析を行う。発現プロファイルの比較と形態学的知見を整合し、ステージ間を区分後、環境による変化等より詳細な解析を行う。 2.純同化率、器官間分配および成長動態の解析:さし木苗を育成してバイオマス・糖・デンプン量の測定および成長動態の観察を行い、地上部の成長量・細根量等を測定する。また、人工的な根の摘み取りや肥料量の増減といった変化を与え、根系の可塑的反応および地上部成長への影響を調査し、これらをまとめてクローンの根系形質を評価する。 3.地上部成長と根系形質の関連性評価:残り3カ所の試験林の土壌・成長調査を行うとともに、1~3で得られたデータを総合して、クローンによる根系の遺伝的変異を評価する。また、試験林におけるクローン別の成長と合わせて解析を行い、成木時の地上部の成長に寄与する根系形質ならびに環境要因との相互作用の有無を解析し、苗木の根系形質から成木の地上部成長と強い相関関係があるものを抽出する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
さし木,炭水化物量の測定および根系の観察を実施するにあたり,消耗品が必要となる。また,試験林の調査および研究成果を発表するための旅費が必要である。 消耗品:400千円(発根促進剤,さし木用土,土壌測定用器具,糖・デンプン測定用試薬,アクリル板等) 国内旅費:80千円(野外調査および学会参加) 人件費・謝金:100千円(野外調査補助・英文校閲)
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Research Products
(1 results)