2013 Fiscal Year Annual Research Report
農業機械の稼働状況の把握と異常・危険診断システムの構築
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24780243
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
光岡 宗司 九州大学, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (60437770)
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Keywords | 複数時系列データ / 異常検出 / ハマラノビス距離 / 農業機械 / 転倒 / 特徴抽出 / 農作業事故 |
Research Abstract |
24年度においては、振動時系列データの変化点検出が行ってきた.しかしながら,上記の研究では,一時系列のみを対象にした解析であり複数時系列の相互関係には着目していない.また,変化点解析では,時系列の特性が変化した点は分かるもののその前後でどのような特性の変化が行ったかまでの情報を得られない. そこで,本年度では,複数時系列データから農業機械の異常検知を目指し,3軸加速度センサおよび角速度センサを用いて,異なる条件下での農業機械の機体振動の計測を行いった.さらに,得られた並進3軸加速度と回転3軸角速度の6つの振動時系列データから,データ間に存在する相関関係に着目した異常度の算出法を用いて機体の異常検出を試みた. 本年度では、農業機械の並進3軸加速度と回転3軸角速度の6つの振動時系列データから各時系列間の非類似度に基づく異常値および相関関係をもつ多次元(多変量)空間の距離であるマハラノビス距離(MD)による異常値検出を併用した機体の異常検出手法を確立した。
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