2014 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
24790278
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
鈴木 淳 京都大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (30511894)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | TMEM16F / TMEM16 / Xkr8 / Xkr / Scramblase / リン脂質スクランブリング / ホスファチジルセリン / アポトーシス |
Outline of Annual Research Achievements |
我々はこれまでに、TMEM16Fがカルシウム刺激によって活性化しリン脂質をスクランブリングすることを見出している。TMEM16Fは10個のファミリーメンバーより成るTMEM16ファミリーに属するが、前年度までにTMEM16C,D,G,Jにおいてもリン脂質スクランブル活性があることを明らかにしている。一方で、アポトーシス時のリン脂質スクランブリングにはTMEM16ファミリーメンバーは関与しておらず、Xkr8が関与することを見出した。Xkr8は9個のファミリーメンバーより成るXkrファミリーに属するが、他のファミリーメンバーの活性については明らかとなっていない。そこでXkr8欠損細胞にそれぞれのファミリーメンバーを発現させ活性を調べたところ、Xkr4、Xkr9がアポトーシス時のリン脂質スクランブリングを制御することが分かった。またこれらのタンパク質はアポトーシス時にカスパーゼによって切断され活性化することも分かった。本研究によりリン脂質スクランブルを担うタンパク質群が明らかとなったことに意義あると考える。
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Research Products
(9 results)