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2012 Fiscal Year Research-status Report

ケモカイン受容体会合分子「フロント」の生体内における発現機能解析

Research Project

Project/Area Number 24790462
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

寺島 裕也  東京大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (90538729)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2014-03-31
Keywords遺伝子改変マウス
Research Abstract

申請者が発見した分子「フロント」は、種々の炎症性疾患に関与するケモカイン受容体CCR2およびCCR5の細胞内領域に結合し、PI3K-Rac-葉状仮足形成カスケードを調節して白血球遊走を制御する分子である。これまでの解析により遺伝子欠損マウスは胎生致死となるため生理的条件下での解析が難航している。
新たに作出した「フロント」発現可視化マウスおよび誘導型「フロント」欠損マウスの検証試験を実施した。遺伝子改変マウス由来の細胞を用いたサザンブロット解析およびリアルタイムPCR解析を通じて、ゲノムレベルおよびmRNA発現レベルで遺伝子改変マウスの検証試験を実施した。「フロント」発現可視化マウスは「フロント」のプロモーターの下流に蛍光タンパク質(GFP)遺伝子を挿入し、「フロント」プロモーターの活性を生理的条件下でGFPの発現レベルで可視化できることを期待した遺伝子改変マウスである。 これまでに作出したフロント特異的抗体を用いたフローサイトメトリー解析およびウェスタンブロット解析で、「フロント」発現可視化マウス由来細胞における「フロント」の発現レベルとGFP発現(蛍光)強度とを解析し、これらが相関関係にありフロントタンパクの発現をGFP強度でモニタリングができることを見出した。このマウスの定常状態の解析から「フロント」の発現レベルに強弱はあるものの様々な細胞種に広く発現していることを見出した。高(および非)発現細胞を同定した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

本研究目的の達成を目指し、平成24年度の研究実施計画に沿ってほぼ計画通りに研究を実施できたため。

Strategy for Future Research Activity

平成25年度の研究計画に加えて平成24年度に一部実施できなかった研究項目を優先して遂行し、当初の研究項目をすべて完了させる。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

本研究課題の最終年度である今年度はできる限り使用計画に沿って研究を進め可能な範囲で一部計画を前倒して遂行する。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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