2014 Fiscal Year Annual Research Report
讃岐の丘発信:地域医療実習プログラム改善プロジェクト
Project/Area Number |
24790503
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
泉川 美晴 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (60624088)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 地域医療 / 学生実習 / 進路 / モデルコアカリキュラム |
Outline of Annual Research Achievements |
【内容・方法】平成24年4月9日から平成26年3月7日にかけて、医学部5年生190名を対象に各1週間の地域医療実習を実施した。期間中、通信端末を備えたPCにより実習先から即時提出できるシステムを用いて、医学教育モデルコアカリキュラムに掲げられた地域医療実習に関する一般目標、行動目標について、それぞれの到達度を4段階評価として回答させた(Webアンケート)。続いて、意識変化を調査するために、地域医療への関心の有無などを実習前後で質問した。さらに平成26年9月26日に卒業時の進路アンケートを行い、対象者は平成25年度実習生であり、出身県、進路希望科、勤務先、地域医療に従事したいか否か、地域医療に従事する際の重要な動機を問うた。【結果】Webアンケート回答者数は189名(回収率99%)。アンケートの結果は既報した。卒業時アンケートの対象者は平成25年度の実習生で、回答率は100%であった。【考察・意義】各大学で、卒前の地域医療実習が必修化されつつあるが、実習計画を進める上で、モデルコアカリの達成に加えて、地域医療の魅力を伝え進路選択の幅を広げるような実習プログラムが望まれる。平成24年度のアンケート結果を反映して平成25年度の地域医療実習のプログラムを改善した結果、平成25年度の学生において自己評価に有意な差が認められた。また、平成25年度の実習生を対象に、卒業時の進路アンケートを行い、現在、地域医療実習と地域医療への関心と卒後進路への影響との関連について解析中であり、論文執筆の予定である。
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Research Products
(1 results)