2013 Fiscal Year Research-status Report
ADOCを用いた作業に焦点を当てた作業療法の費用効果分析
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24790510
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Research Institution | Kanagawa University of Human Services |
Principal Investigator |
長山 洋史 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 助教 (00552697)
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Keywords | 作業療法 / 費用効果分析 |
Research Abstract |
本年は,高齢者に対する作業療法の費用効果に関する文献研究(システマティックレビューとメタアナリシス)と介護老人保健施設12施設の協力を経て,クラスター型無作為化比較試験を行った.文献研究の結果としては,作業療法群において,総費用の減少は認められないものの費用効果的である研究が2つ認められた.また,高齢者に対する作業療法介入において,費用効果的な介入方法についての示唆が得られた.本研究結果については,現在,論文執筆が終了し,国際ジャーナルに投稿中である. クラスター型無作為化比較試験については,10月~2月(計4か月)までを介入期間とし,データ収集が終了した状況である.現在は,追加データの収集,データ解析,論文執筆を行っているところである.ADOCを用いた作業療法の効果と費用効果,作業療法士の勤務時間などについて検討する予定である.なお,本研究結果については,国際ジャーナルへの投稿を予定している.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
10月~2月(4か月間)までを介入期間とし,現在は,追加データの収集,データ解析,論文執筆を行っているところである.平成26年度中には,国際ジャーナルへの投稿,国際学会での発表を予定している.
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Strategy for Future Research Activity |
今後は,追加データの収集が終わり次第,最終的なデータ解析を行い,論文執筆を行っていく予定である.最終解析について,クラスター型無作為化比較試験であるため,施設間の関連を考慮したマルチレベル解析を行うため,専用の統計解析ソフトの購入が必須となる.
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
介入期間が10月~2月であり,本年度中の研究終了は困難であり,本来,本年度使用予定であった英文校正費,論文出版費用などが未使用のままであったため. 英文校正費,論文出版費用,統計解析ソフトに使用する予定である.
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