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2013 Fiscal Year Research-status Report

日本におけるプライマリ・ケア質評価指標の開発

Research Project

Project/Area Number 24790515
Research InstitutionTeikyo University

Principal Investigator

井上 真智子  帝京大学, 医療共通教育センター, 講師 (80609090)

Keywordsプライマリ・ケア / 医療の質評価
Research Abstract

プライマリ・ケアの質評価指標に関する文献レビューを行い、本研究目的に沿うものとしてこれまで海外で開発された5つの指標について検討を行った。その結果、Primary Care Assessment Tool(PCAT)が日本でプライマリ・ケア医に求められる機能を網羅したものであると判断された。それに基づき、PCATの日本語訳を行った。
その中で、包括性(Comprehensiveness of Care)に関する各項目について、日本のコンテキストに沿うものであるかどうかコンセンサスを得るため、日本のプライマリ・ケア医およびプライマリ・ケアや医療政策に関する研究者らから成る専門家パネル16名にデルファイ法による調査を実施した。
プライマリ・ケア医に求められる包括性は、1)患者・住民が「必要なときに利用できる」と答えるサービスと、2)患者・住民が「実際に受けたことがある」と答えるサービスの2種類に分けられ、PCATオリジナル版の項目に日本で必要なと考えられる項目を加え、それぞれ31、21項目について「非常に不適切」から「非常に適切」までの9段階でパネリストが評価し、適切であるというコンセンサスが得られたものを本指標に含むこととした。
これにより、PCAT日本版のパイロット版を完成させ、適宜日本語としてのわかりやすさを調整の上、成人の住民を対象としたパイロット調査を実施する予定である。このパイロット調査により、妥当性、信頼性の検証を行う。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

成人の一般住民を対象とした指標のパイロット版がほぼ完成できたため。

Strategy for Future Research Activity

次年度は、パイロット調査を実施し、信頼性、妥当性の検証を行い、指標としての完成を目指す予定である。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

住民対象パイロット調査の実施を次年度に施行することとしたため。
次年度は、成人の住民を対象としたパイロット調査を郵送法にて実施する予定である。住民データの入手および、質問紙の印刷、郵送代として使用する。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] プライマリ・ケアの質評価尺度に関する文献検討

    • Author(s)
      青木拓也、井上真智子
    • Organizer
      第5回日本プライマリ・ケア連合学会学術大会
    • Place of Presentation
      岡山

URL: 

Published: 2015-05-28  

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