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2012 Fiscal Year Research-status Report

無細胞合成系によるフッ素18新規ポジトロン標識蛋白質の開発

Research Project

Project/Area Number 24790527
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

渋谷 勝彦  東北大学, 医学(系)研究科(研究院), 技術補佐員 (30596268)

Project Period (FY) 2012-04-01 – 2014-03-31
Keywords無細胞蛋白質合成 / ポジトロン断層撮影 / IL-8 / 18F
Research Abstract

まずinterleukin-8(IL-8)に含まれるプロリンを非標識フルオロプロリンへと置換した[非標識F]IL-8の合成と評価を行った。再構成無細胞蛋白質合成反応液に含まれるプロリンを全て非標識フルオロプロリンへと置換した反応液を準備し、[非標識F]IL-8の合成を行った。この反応液をイオン交換クロマトグラフィーで精製して、収量および純度についてゲル電気泳動およびCBB染色・ウェスタンブロット法を用いて検討した。その結果、純度の高い[非標識F]IL-8が十分量得られることが明らかとなった。更にIL-8受容体への結合能がプロリンがフルオロプロリンに置換されたことにより変化するかどうかについて、[125I]IL-8を用いた競合阻害実験を行い評価した。そして、[非標識F]IL-8は通常のIL-8と同様の結合能を示すことを明らかにした。この後、[18F]プロリンを合成して実験を行う予定にしていたが、東北大学サイクロトロンRIセンターが修繕のため使用できない時期と重なってしまい、実験を十分に行うことができなかった。そのため平成25年度の予定していた抗HER2抗体の合成と評価を前倒しで進めることとした。これまでに、HER2に対する一本鎖抗体のcDNAを含むプラスミドを作製し、大腸菌にて抗HER2抗体を作製できることを確認した。またHER2を高発現したCHO細胞株も既に得ている。今後、再構成無細胞蛋白質合成法を用いて、プロリンをフルオロプロリンへと置換した[非標識F]抗HER2抗体を作製する準備を進めている。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

[非標識F]IL-8を問題なく合成することができ、またこの蛋白質の結合能についても確認をすませている。[18F]プロリンを用いた実験を行うことができなかったが、平成25年度に行う予定であったHER2の実験を前倒しで進めており、総合的に考えておおむね順調に進展していると考えている。

Strategy for Future Research Activity

平成25年度は東北大学サイクロトロンRIセンターを問題なく使用できる予定となっているので、[18F]プロリンを用いた[18F]IL-8の合成と評価を行うことができると考えている。また[18F}抗HER2抗体の合成と評価も併せて進めていく。

Expenditure Plans for the Next FY Research Funding

該当無し

  • Research Products

    (2 results)

All 2012

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] [(11)C]Doxepin binding to histamine H1 receptors in living human brain: reproducibility during attentive waking and circadian rhythm.2012

    • Author(s)
      Shibuya K, Funaki Y, Hiraoka K, Yoshikawa T, Naganuma F, Miyake M, Watanuki S, Sato H, Tashiro M, Yanai K.
    • Journal Title

      Front Syst Neurosci

      Volume: 6 Pages: -

    • DOI

      10.3389/fnsys.2012.00045

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] 頚部痛および肩こり患者における用手療法施術後の脳および骨格筋糖代謝変化:[18F]FDG-PET研究2012

    • Author(s)
      稲見暁惠、小倉毅、田代学、四月朔日聖一、マスド・メヘディ、渋谷勝彦、三宅正泰、平岡宏太良、伊藤正敏、山口慶一郎、谷内一彦
    • Organizer
      第52回日本核医学会学術総会
    • Place of Presentation
      札幌
    • Year and Date
      20121011-20121013

URL: 

Published: 2014-07-24  

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