2013 Fiscal Year Research-status Report
冠動脈内皮障害の包括的早期診断を目指したmicroRNA解析による探索的研究
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24790559
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
杉浦 知範 名古屋市立大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (60535235)
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Keywords | 動脈硬化 / 内皮障害 / microRNA |
Research Abstract |
2012年4月に開始してから2014年3月末までに、胸部症状を主訴に名古屋市立大学病院を受診され、冠動脈疾患の疑いで冠動脈造影検査を実施した合計37症例を登録した。内訳は、冠動脈に狭窄を認めてカテーテル治療(PCI)を実施した狭心症患者17例、冠動脈に有意狭窄を認め薬物治療を実施した狭心症(VSA)患者3例, 冠動脈狭窄を認め冠動脈バイパス術にいたった2例, 冠動脈に狭窄を認めず冠攣縮誘発試験陽性となった4例, 冠動脈に狭窄を認めず冠攣縮誘発試験陰性であった11例 であった。 また、これらの症例のなかで5例に対してfollow upの検査を実施し、うち4例はカテーテル治療(PCI)施行患者で、残りの1例は冠攣縮性狭心症(VSA)であった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
既に治療中である患者の再発や80歳以上の高齢者を対象患者からは外しているが、名古屋市立大学病院へ受信される患者はそうした背景の患者が比較的多い。そのため、対象患者数が集まりにくく、またfollow upのための検査入院を希望される患者が少ないため症例数が初めに想定したよりも少なくなっている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度以降は、症例のfollow upを中心に検査を実施していく予定であったが、症例数追加のために、引き続き新規の症例も登録していく。follow up検査に関しては、症状の再燃がない場合は必須ではないため、あくまでも患者の希望を優先し、同意が得られた場合に実施していく方針に変更はない。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
症例数が少なかったため、次年度以降に繰り越す。 引き続き症例登録を行い、追加された症例に対する検査費用に充てる。
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