2013 Fiscal Year Annual Research Report
超広視野ナノレベル構造観測による乳癌幹細胞in situ同定法の開発
Project/Area Number |
24790562
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
山本 陽一朗 信州大学, 医学部, 助教 (00573247)
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Keywords | 癌幹細胞 / 乳癌 |
Research Abstract |
初年度、ピックアップした乳癌のLuminal A, Luminal B, Basal-like(triple negative), HER2+(ER-,PgR-)の4タイプにおいて、薄層広視野樹脂包埋法によりBCL-like cellの存在を確認した。しかしながら、これらの病理標本では、がん幹細胞マーカーであるCD44+の免疫組織化学的な同定が困難であった。そのため今年度は、複数の免疫組織学的な検討および、病理組織標本のバーチャルスライド化を行い、それぞれの癌細胞の核特徴量および分布形式をNEC齋藤彰博士の協力のもと画像解析を用いて定量化した。具体的には画像解析用に、各症例の乳癌における異なる部位(癌中心部、先端部)のバーチャルスライドを作成し、乳癌各部位における癌細胞の核内構造変化を100種類以上の核特徴量を用いて画像解析した。 結果として、癌の中心部と先端部では癌細胞核内構造特徴量の平均値および分散値が異なる可能性が示唆された。これは、部位によるBCL-like cellの存在比率の違いの可能性を示唆するため、現在、免疫組織化学的および遺伝子解析的に更なる検討を行っている。
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Research Products
(1 results)