2015 Fiscal Year Annual Research Report
PTSPE-HPLC/MS法を用いた新しい人体試料中薬毒物分析システムの確立
Project/Area Number |
24790644
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Research Institution | Toho University |
Principal Investigator |
長谷川 智華 東邦大学, 医学部, 助教 (10468689)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | PTSPE法 / PTSPE-GC/MS法 / PTSPE-GC/HPLC/MS法 / ピペットチップ固相抽出 / モノリス型スピンチップ / UPLC-Q-TOF-MS |
Outline of Annual Research Achievements |
研究代表者はピペットチップ固相抽出(pipette tip solid-phase extraction: PTSPE)法による薬毒物の新しい抽出法とガスクロマトグラフィー(gas chromatography: GC)/質量分析(mass spectrometry: MS)法を組み合わせたPTSPE-GC/MSシステムを開発し、法医学上問題となる人体試料中薬毒物について、簡便かつ迅速な抽出と高感度検出が可能なPTSPE-HPLC/MSシステムを構築し、法医学実際例に役立つ新しい分析システムの開発を目的として研究を行ってきた。平成27年度は平成24年~26年までの研究成果を基に、開発したPTSPE-HPLC/MS薬毒物分析システムの法医学的有用性の検討及び研究成果を国際学会において報告した(Application of Solid-Phase Extraction Tips for the Analysis of Drugs in Human Blood.4th International Conference on Forensic Research & Technology. September 28-30,2015 Atlanta,USA)。さらにPTSPE法に用いるピペットチップを遠心操作による通液が可能なスピンチップ型に改良開発し、超高速液体クロマトグラフィー(UPLC)-飛行時間型質量分析(Q-TOF-MS)法に応用し、第100次日本法医学会総会にて報告予定である(長谷川智華他:新しいモノリス型スピンチップを用いたUPLC-Q-TOF-MSによるヒト血中NSAIDsの分析 . 第100次日本法医学会総会.2016年6月15日から17日)。
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Research Products
(2 results)