2014 Fiscal Year Annual Research Report
塩素曝露証明のためのバイオマーカー開発と実用化に関する研究
Project/Area Number |
24790651
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Research Institution | National Research Institute of Police Science |
Principal Investigator |
大沢 勇久 科学警察研究所, 法科学第三部, 主任研究官 (30370886)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 塩素ガス暴露 / バイオマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
市販の健常人のプール血漿について、血漿タンパク中のチロシンの塩素化体について、メタンスルホン酸を用いた酸加水分解により遊離化して分析する方法で調べたところ、検出されなかった。一方、塩素ガスへ曝露させた健常人のプール血漿からは、チロシンの塩素化体が検出されるとともに、その量に塩素ガス濃度依存性がみられ、高濃度ではより多くのチロシンの塩素化体が生じていた。 ラットを用いて、試験的に塩素ガス曝露実験を行ったところ、心臓血の血漿からチロシンの塩素化体は検出されなかったことから、呼吸器や上気道の粘膜等を試料にすることについてより詳細に検証する必要があると考えられた。
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