2014 Fiscal Year Annual Research Report
腸管上皮の再生および炎症性発癌の過程におけるLgr5陽性上皮幹細胞の機能解明
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24790697
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Research Institution | Shimane University |
Principal Investigator |
結城 崇史 島根大学, 医学部, 助教 (30397856)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | GERD / TRP |
Outline of Annual Research Achievements |
大腸炎症性発癌モデルを作成した。方法としては6~8週齢の雄マウスにAzoxymethane 10mg/kgを腹腔内投与後に、2.5%デキストラン硫酸ナトリウムを2週間自由飲水させ、開始から18週後に検討した。評価は、大腸腫瘍の数や大きさで行った。腫瘍発生はマウスを解剖し、実態顕微鏡や組織学的に観察した。その結果、腫瘍発生が確認され、モデル作成に成功した。本モデルを用いて、炎症性発癌過程における上皮細胞のアポトーシス、再生、増殖機構などについては検討可能であった。しかし、炎症性発癌の過程において、Lgr5陽性細胞が癌幹細胞として機能するのかを十分解明するに至らず、今後の検討課題と考えている。
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