2013 Fiscal Year Annual Research Report
C型肝炎に対するインターフェロン療法の治療無効・副作用にかかわる遺伝要因の探索
Project/Area Number |
24790728
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Research Institution | 独立行政法人国立国際医療研究センター |
Principal Investigator |
西田 奈央 独立行政法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 上級研究員 (50456109)
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Keywords | 肝炎 / GWAS / HCV / 薬剤応答性 / 副作用 |
Research Abstract |
HCV患者への標準治療であるインターフェロン療法の治療有効性を規定するIL28B遺伝子がHCV自然治癒にも有意な関連を示すことを、日本人HCV自然治癒群を対象としたGWAS(自然治癒群106検体、慢性肝炎群197検体)により明らかとした(rs8099917、P=1.46×10-9、OR=0.11)。続いて、rs8099917で層別化したGWASを実施し、選択された候補遺伝子を対象としたReplication解析(自然治癒群146検体、慢性肝炎群290検体)を実施したが、IL28B遺伝子以外に有意な関連を示す新規関連遺伝子を同定することができなかった。 欧米人HCV自然治癒群を対象としたGWASにより報告されたHLA-DQ遺伝子は、日本人におけるHCV自然治癒にも有意な関連を示すことを明らかとした(rs4273729、P=1.86×10-9、OR=0.48)。そこでHCV自然治癒群および慢性肝炎群を対象としてHLA-DQタイピングを実施し、DQB1*03:01(P=2.38×10-5、OR=2.08)、DQB1*03:03(P=2.16×10-3、OR=1.69)が自然治癒に対して進行性、DQB1*04:01(P=9.10×10-4、OR=0.52)が自然治癒に対して抵抗性の有意な関連を示すことを明らかとした。 HLA-DQB1遺伝子の上流44kbに存在するrs4273729とインターフェロン療法の治療効果については関連がみられなかった(P=0.122)。
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Research Products
(7 results)
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[Journal Article] IL28B polymorphisms and clinical implications for hepatitis C virus infection in Uzbekistan.2014
Author(s)
Khudayberganova D, Sugiyama M, Masaki N, Nishida N, Mukaide M, Sekler D, Latipov R, Nataliya K, Dildora S, Sharapov S, Usmanova G, Raxmanov M, Musabaev E, Mizokami M.
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Journal Title
PLoS One
Volume: 9(3)
Pages: e93011
DOI
Peer Reviewed
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