2012 Fiscal Year Research-status Report
肺癌に対する抗EGFR抗体の感受性因子の探索と新しい併用療法の開発
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24790811
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
高田 美也子 鳥取大学, 医学部, 研究員 (50523643)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 非閉塞性肺疾患癌 |
Research Abstract |
EGFR抗体治療薬セツキシマブ耐性細胞株のクローンの樹立化により、個々の耐性機序の解明への足がかりとなり、解析方法としては、マイクロアレイの網羅解析により、おおむねターゲットを絞ることができた。 また、その耐性機序に大きく二つのパスウェイを導きだすことができ、今後の研究に有効な結果を得ることに成功した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
網羅解析について、H24年の7月にマイクロアレイ解析法についての権威者である、マウントサイナイ大学のCharles powell教授に直接ご指導頂くことができ、当初の予定よりも、スムーズに次のステップへと進むことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
マイクロアレイ解析によって得られた、セツキシマブ耐性に関する2つのパスウェイについて、さらに立証するために、遺伝子の転写発現をルシフェラーゼアッセイ等を用い、立証していきたいと考えている。 さらに、この立証がうまくいった場合、動物実験によりさらに検討をすすめていく。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
前年度分の479,727円分について、マイクロアレイ解析を行うのに予定していた金額ですが、専門の先生にご教授いただくことができ、その分、解析費用を軽減することができました。また、そこで新たにターゲットとなるパスウェイを明らかにすることができましたので、当初は計画していませんでしたが、ルシフェラーゼアッセイ他、転写の発現解析をその分の費用において、行いたいと思います。しかしながら、これらの解析はおよそ100万円ほどかかります。さらに蛍光顕微鏡、リアルタイムPCRまで行うことになるとさらに30-40万円を要することになると予想されます。また、最終的な動物実験において今年度の予算とうまく組み合わせて使用する計画をたてています。
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Research Products
(2 results)