2014 Fiscal Year Annual Research Report
癌関連線維芽細胞(CAF)を標的とした胸膜中皮腫の新たな治療法の開発
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24790815
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Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
金地 伸拓 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (60403789)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 悪性胸膜中皮腫 / 線維芽細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
最終年度の研究結果をまとめると、次のとおりである。 (1)EGFにより、H28細胞の遊走能は亢進したが、線維芽細胞培養液中にEGFは分泌されていなかった。 (2)fibronectinにより悪性中皮腫細胞の遊走能は亢進し、線維芽細胞培養液中にもfibronectinの分泌を認めた。 (3)HGFによりH28細胞の遊走能は亢進した。HGFはH226やH2052細胞の遊走能に影響を与えなかった。線維芽細胞培養液中にHGFの分泌を認めた。 (4)マトリゲルを用いて浸潤能を評価した。線維芽細胞培養液により、悪性中皮腫細胞の浸潤能は亢進した。 (5)H226細胞の皮下接種による腫瘍マウスモデルを作成した。線維芽細胞を同時に接種する群としない群の比較で、腫瘍形成に明らかな違いは認められなかった。
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Research Products
(1 results)