2013 Fiscal Year Research-status Report
福山型筋ジストロフィーの治療を目指したαジストログリカン糖鎖修飾構造の解析
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24790884
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
久我 敦 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (30608790)
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Keywords | 国際研究者交流 |
Research Abstract |
福山型筋ジストロフィーの分子病態の本質はαジストログリカンの糖鎖修飾異常である。αジストログリカンは非常に複雑な糖鎖修飾構造を有しているが、ホスホジエステル結合を介した未知の修飾構造が生理的機能の発現に必須であることがわかっている。その構造の決定が福山型筋ジストロフィーの病態解明に果たす役割は大きい。 前年度、我々は細胞培養液から組み換え型αジストログリカンを調製する工程を効率化した。本年度は精製したαジストログリカンから未知の修飾構造を内含する糖ペプチドだけを抽出することに成功した。構造の同定のために必要な方策を話し合うために平成25年11月25日申請者と共同研究者全員が一同に会するミーティングを開催した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
(昨年度の推進方策)「αジストログリカンの複雑な糖鎖修飾構造からホスホジエステル結合を介した構造のみを特異的に取り出し、質量分析装置を用いた解析を行う」は達成した。
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Strategy for Future Research Activity |
解析試料の大量調製にいま一歩技術的な改良が必要であり、必要に応じて共同研究者と話し合い、進めていく必要がある。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
本年度は国際学会に出席しなかったため、旅費が当初の使用予定よりも少なかった。 残額については平成26年度分と合算して使用する。
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