2014 Fiscal Year Research-status Report
血小板造血および血小板機能シグナルにおけるRUNX1の役割の解明
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24790979
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Research Institution | University of Miyazaki |
Principal Investigator |
下田 晴子 宮崎大学, 医学部, その他 (10452921)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2018-03-31
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Keywords | 血小板造血 |
Outline of Annual Research Achievements |
産前産後の休暇または育児休業による中断:平成24年8月14日~平成27年9月21日
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
平成24年8月14日より産前産後の休暇および育児休業を取得し、研究を中断しているため。
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Strategy for Future Research Activity |
平成27年12月1日より研究再開の予定 1.RUNX1が造血細胞の分化段階に応じてTPO-cMPL経路を制御している可能性を検討する。具体的には、セルソーターを用いてFPD/MM患者の骨髄細胞を造血幹細胞から巨核球・血小板に分化するまでの各分化段階の細胞に分け、それぞれの分化段階での①細胞表面cMPL発現量(FACS)②mMPLの転写レベル(RT-PCR法)③TPO刺激によるSTAT5のリン酸化の程度を比較検討する。また、患者造血幹細胞のTPO依存性コロニー形成能を検討する(コロニーアッセイ)。 2.血小板凝集を司るGPIIb-Ⅲa複合体の活性化経路を制御している可能性を検討する。具体的には、血小板の遺伝子発現プロファイリングを行い、患者と健常人との間で発現レベルに差異のある遺伝子をスクリーニングし、既報を参考にGPⅡb-Ⅲa活性化経路に関与するような候補を絞る。それらの候補について、血小板から抽出した蛋白でウエスタンブロットを行い、実際に蛋白量が減少しているものを絞り込む。絞り込んだ候補の中からRUNX1の転写標的となっているものを、ルシフェラーゼアッセイなどの実験を行って同定していく。
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Causes of Carryover |
産前産後の休暇又は育児休業による研究中断のため。
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Expenditure Plan for Carryover Budget |
予定している実験(FACS,RT-PCR,コロニーアッセイなど)に必要な試薬の購入に使用する計画である。
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