2013 Fiscal Year Annual Research Report
内因性danger signalによる好酸球の活性化のメカニズムの解明
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24791004
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Research Institution | Saitama Medical University |
Principal Investigator |
小林 威仁 埼玉医科大学, 医学部, 助教 (90618266)
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Keywords | danger signal / 好酸球 / 尿酸 |
Research Abstract |
H25年度は呼吸器内科入院患者に施行したBAL液及び気管支洗浄液を用いた気道・肺胞細胞障害の評価について検証を行った。 具体的には、BAL液・気管支洗浄液中の細胞障害時放出物質の検証として、貯蔵されたBAL液および気管支洗浄液の中より、白血球の上昇をきたしており、かつその細胞分画において特徴的な分布をする疾患(好酸球性肺炎、過敏性肺炎、サルコイドーシス)の症例についてBAL及び血清のそれぞれUA、LDH、EDN、ALBを測定しその特徴を検証した。 結果、好酸球性肺炎では他の疾患に比して尿酸の濃度が高値であった。また、その尿酸が細胞障害性に上昇しているのか血清由来なのかを血清及びBALのLDH及びALBを用いて計算式より好酸球性肺炎においては細胞障害性に上昇している可能性が高いことが示唆された。続いて、BAL液上の各種サイトカインをBio-Plex測定キットにて確認し、尿酸刺激にて好酸球から産生されるサイトカイン成分に矛盾することない成分が検出された。
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Research Products
(6 results)