2013 Fiscal Year Research-status Report
晩期循環不全でのサイトカインを含むバイオマーカーと転写因子発現プロファイルの検討
Project/Area Number |
24791119
|
Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
俣野 美雪 自治医科大学, 医学部, 助教 (90458315)
|
Keywords | 晩期循環不全 / 心血管バイオマーカー / 転写因子 |
Research Abstract |
自治医大倫理委員会の承認を得、研究を開始している。患児の御家族から同意書を得て検体採取をすすめている。自治医大NICUに入院した出生体重1500g以下の極低出生体重児で晩期循環不全を発症しなかった12例、晩期循環不全を発症した3例から、のべ90検体を採取できた。Bio rad社のBio-plex multiple suspension array systemを用いて、9種類の心血管バイオマーカーおよび13種類の転写因子発現の測定を行い、循環関連のバイオマーカーおよびそれらの調節に関わる転写因子プロファイルを検討することにより、晩期循環不全の病態解析をすすめていく。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
極低出生体重児の出生数が少なく検体採取がすすまず、25年度で目標症例数の測定を行うことができなかった。検体採取を継続し、26年度前半で晩期循環不全発症児5例を含む30例に達すると考えられるため、測定、解析をすすめていく。
|
Strategy for Future Research Activity |
検体採取と測定を継続する。また晩期循環不全発症児の検体が得られ次第、測定を行い、循環関連のバイオマーカーおよびそれらの調節に関わる転写因子プロファイルの解析を行い、晩期循環不全の病態解析をすすめていく。また解析したデータについて学会報告を行っていく。
|
Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
25年度は検体採取が目標症例数に達さず、心血管バイオマーカーおよび転写因子の測定キットの購入数が少なく、次年度使用額が生じた。 検体採取がすすみ、測定症例数も増えたため、心血管バイオマーカーおよび転写因子の測定キット購入し測定をすすめる。
|