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2013 Fiscal Year Annual Research Report

皮膚虚血再潅流障害モデルにおける多機能タンパクHMGB1の役割

Research Project

Project/Area Number 24791149
Research InstitutionHamamatsu University School of Medicine

Principal Investigator

糟谷 啓  浜松医科大学, 医学部附属病院, 助教 (60599421)

Keywords虚血再灌流 / HMGB1 / 褥瘡
Research Abstract

褥瘡を始めとする皮膚虚血再潅流障害において、HMGB1が創傷治癒に及ぼす効果を検討した。そこで本課題では、実験的にマウスに褥瘡を作成し、HMGB1の作用を検討した。我々は、すでに2つの円筒形マグネットによりマウスの背部を挟むことにより、褥瘡モデルを安定して作成することに成功している。
免疫染色により、虚血再灌流部では表皮においてHMGB1が細胞質に発現していることを示した。また、虚血再灌流後では、血清中のHMGB1濃度が上昇することが分かった。
従って、褥瘡部ではHMGB1が発現していることが分かった。
虚血再灌流部には炎症が起こり、炎症細胞が浸潤する。この炎症細胞の数は、抗HMGB1抗体を注射したマウスでは減少している、つまり、炎症が抗HMGB1抗体により抑えられたといえる。これらの結果は抗HMGB1抗体が虚血再潅流障害において、過剰な炎症を抑えることで、潰瘍の治癒を促進していることを示唆している。今後、HMGB1をターゲットとした薬剤の開発のための基礎的なデータとして有用であると考えられる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2013

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 皮膚虚血再潅流モデルにおける損傷部位の生体イメージング2013

    • Author(s)
      糟谷 啓、平川 聡史、坂部純一、戸倉新樹
    • Organizer
      第35回光生物光医学学会
    • Place of Presentation
      浜松
    • Year and Date
      20130712-20130713

URL: 

Published: 2015-05-28  

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