2013 Fiscal Year Research-status Report
新規遺伝子PICT1の皮膚腫瘍における予後決定因子としての役割解析
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24791173
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Research Institution | Jichi Medical University |
Principal Investigator |
成田 多恵 (井上 多恵) 自治医科大学, 医学部, 研究員 (10301061)
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Keywords | PICT-1 / 角化細胞 / 皮膚発癌 |
Research Abstract |
PICT1はPTENを安定化させるとともに、p53の発現量を制御することにより発癌を抑制している。25年度にこの新規癌抑制遺伝子であるPICT1欠損マウスより角化細胞を採取し、下流にある各種シグナル伝達因子の動態を解析し、病理組織標本における染色所見との相関を検討する予定であったが、十分な成果を得るに至らなかった。そこで、未使用額を用いて26年度に継続して解析を行うこととした。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
ヒト皮膚腫瘍、正常皮膚における病理組織学的標本でのPict-1等の各種シグナル伝達分子の発現の至適条件決定が難しく、培養角化細胞での同分子の発現検討も同様に遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
病理組織標本や培養角化細胞における各種シグナル伝達分子の動態を解析するため、引き続き免疫染色、免疫ブロットやPCR, RT-PCRなどの発現を様々な経路から解析し、新知見が得られることに期待する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
25年度に、新規癌抑制遺伝子であるPICT1欠損マウスより角化細胞を採取し、下流にある各種シグナル伝達因子の動態を解析し、病値組織標本における染色所見との相関を検討する予定であったが、十分な成果を得るに至らなかった。そこで、26年度に継続して解析を行うこととしたため、未使用額が生じた。 このため、病理組織標本や培養角化細胞における各種シグナル伝達因子の動態を解析するため、免疫染色、免疫ブロットやPCRに必要な消耗品を購入する必要があり、未使用額はその経費に充てることにした。
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Research Products
(3 results)