2015 Fiscal Year Annual Research Report
核医学画像診断による放射線心筋障害の早期検出のための前向き研究
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24791267
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
高浪 健太郎 東北大学, 大学病院, 助教 (90447160)
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Project Period (FY) |
2012-04-01 – 2016-03-31
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Keywords | 放射線心筋障害 / BMIPP / FDG / PET |
Outline of Annual Research Achievements |
早期食道癌に対する根治的化学放射線治療を行った12症例について、前年度までに放射性薬剤I-123 15-(p-iodophenyl)-3-(R, S) methylpentadecanoic acid [I-123 BMIPP] (商品名「I-123 カルディオダイン注」)を用いた心筋脂肪酸代謝画像検査(BMIPP心筋シンチ)、F18- fluorodeoxyglucose [F18-FDG] PET/CTを用いた心筋糖代謝画像検査を施行し、本年度は、研究計画に則って、外来にて心筋障害に関する経過観察を行った。照射1年後に肺炎による死亡のために脱落した1症例を除く残りの11症例に脱落はなく、経過観察することができた。これまで得られたBMIPP心筋シンチによる脂肪酸代謝画像、F-18 FDG PET/CTによる心筋糖代謝画像を用いて、照射後の経時的な心筋の代謝変化と心筋への照射線量との関連について解析した。また、研究計画通り、結果を国際学会(European Association of Nuclear Medicine 2015)で発表した。また、英文誌(Radiotherapy and Oncology: doi:10.1016/j.radonc.2016.01.024)にアクセプトされ、掲載予定である。その他、心イベントと照射線量、画像による心筋代謝変化との関連についても検討予定である。
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