2013 Fiscal Year Research-status Report
死後画像検査(オートプシー・イメージング)における安価な造影検査方法の確立
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24791274
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
粟田 さち子 群馬大学, 医学部附属病院, 医員 (50513397)
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Keywords | オートプシー・イメージング |
Research Abstract |
死後画像検査(オートプシー・イメージング)におけるヨード造影剤等を用いた造影検査の方法を確立するという研究目的で、造影の死後CT検査を行っている。最初に、滴下による造影検査が十分可能であることをガストログラフィンを用いた方法で確認した。造影される領域を心臓は心腔内、他血管により分類し調べた。全ての例で造影剤が動脈内に注入されたことを確認することが出来た。動脈内の造影は全て造影されることはなく、死後の血栓により造影されない領域、造影されづらい領域が出現した。血栓の状態は死因や死後の状態により左右され、鋳型上の血栓や流動性の血液就下が見られたが、それぞれ造影のされ方にも違いがあり、一定の結果は得られなかった。この血栓を除去することは滴下のみでは出来ず、改善されていない。そのため、25年度の目的である、一定の結果を得られるまで至っていない。臓器別にも造影の有無の評価を行った。生前には見られない造影が、肺、膵臓周囲、後腹膜で多く見られたが、全ての症例で見られるわけではなく、死後の時間ともはっきりとした関係はなかった。腹部臓器は生前のように造影される症例が見られたほか、造影される領域が少ない症例もあった。特に腎臓の造影は他の臓器よりも造影される頻度が少なく、左右差も見られた。おそらく腎臓が背側にあり、死後の血栓が多く見られるためと思われるが、腎臓の造影が明瞭になされる方法は試すまでに至らず開発していない。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
造影効果が同一になる方法を模索する予定であったが、造影の方法を確立できず、症例により造影のされ方が違ってしまったままとなっているため
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Strategy for Future Research Activity |
25年度で行えなかった造影効果が同一になる方法を模索していく。 造影効果が同一になる方法が見出されれば、それを用いて法医学の対象となるご遺体でも造影が可能かどうか検討する。
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Expenditure Plans for the Next FY Research Funding |
造影剤を使用することが少なかったため 学会発表が少なかったため 今後法医学関連で造影剤を使用することが許可されるかどうか未確定であるが、そのためにはまず、造影剤を注入することで液体貯留の量の変化等見られてしまう可能性がある。液体貯留を画像的に計測する必要があるため、液体貯留の計測のためのソフトを購入することを計画している
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